元アーセナル指揮官のアーセン・ヴェンゲル氏が、フェネルバフチェ行きに迫る教え子メスト・エジルについて言及した。
2013年にヴェンゲル氏から熱心な勧誘を受け、レアル・マドリーからアーセナルに加入したエジル。チームの司令塔ととして特にヴェンゲル政権下で輝きを放ったが、同指揮官の退任以降、ウナイ・エメリ監督、ミケル・アルテタ監督の下でプレー時間は制限された。今シーズンに至っては、プレミアリーグとヨーロッパリーグの登録メンバーから外れ、1分も公式戦のピッチに立てていない。
そんな32歳の元ドイツ代表MFは、今冬の移籍市場でアーセナル退団が決定的に。幼少期からのファンであるトルコの名門、フェネルバフチェの加入は正式発表を残すのみと見られる。
エジルをノースロンドンに連れてきたヴェンゲル氏は、『beINスポーツ』で「彼はプレーできないことにフラストレーションをためているはずだ。フットボールをプレーするという彼のハングリーさは、間違いなく大きくなっているに違いない」と同選手の現状について語り、再起への期待を寄せた。
「メストは温かい環境が必要な選手で、トルコはより適した場所だと思う。そして、ストライカーが試合を決めるために必要なボールを供給できると思う。彼とともに上手くやれれば、リーグ優勝の良いチャンスがあるだろう。大きな注目とともに彼らの試合を追いかけたい」
「メストはオーケストラのようなものと想像できると思う。彼は適切なタイミングでボールを奏でられる選手だ。パスのタイミング、クリエイティビティは優れていて、彼はどのような局面でも適切な回答を見つけられる。まさに天才だ。彼のアシストとキーパスは驚異で、2015-16シーズンには19アシストを記録したように思う。アメージングだった。いつだって、彼はストライカーから愛される選手だ」
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