サンテティエンヌは、ウィリアム・サリバの移籍に関するアーセナルの対応に不満を募らせているようだ。
2019年夏、アーセナルはサンテティエンヌからサリバを獲得。直後に同選手は1年間の期限付き移籍の形で残留することになり、今夏に正式にアーセナルの一員となった。そして、パトリック・ヴィエイラやセスク・ファブレガスらが着用した4番を背負うことが決まっている。
19歳のフランス人センターバックには大きな期待が掛かっていたが、ミケル・アルテタ監督の下で開幕からプレー時間を得られない状況が続いている。今夏の移籍市場で再度ローンで放出される可能性が浮上する中、古巣のサンテティエンヌが同選手の再獲得に動いていた。
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しかし、5日のデッドラインデーまでに取引はまとまらず。サリバの再加入は実現しなかった。サンテティエンヌは翌6日にクラブの公式ウェブサイトで「移籍市場が閉幕するかなり前からサンテティエンヌはウィリアム・サリバと合意に達し、アーセナルからのさらに1シーズンのローンオファーを受け入れていた」と綴り、アーセナルへの失望を続けた。
「しかし、残念なことに、取引完了のために必要な事務的な条件面を時間内にまとめることがイングランドでできなかった。サンテティエンヌと自身が育ったクラブに復帰することを熱望したウィリアム・サリバの失望は計り知れない」