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退場者出したアーセナル、ホーム初黒星で首位との差を縮められず…!ウェストハムが敵地で完封勝ち

現地時間22日、イングランド・プレミアリーグは第26節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルはホームのエミレーツスタジアムにウェストハムを迎えた。

首位のリヴァプールが未消化のマージーサイドダービーで引き分け、さらにはミッドウィークに行われた29節のアストン・ヴィラ戦でも引き分けと足踏みが続いており、逆転優勝を狙う2位のアーセナルにとってはその差を縮めるまたとない機会となっている。

前線に負傷者の多いアーセナルは、空中戦に強いメリーノを前線で起用し、トロサールとヌワネリが両翼を務めた。そのアーセナルが立ち上がりからボールを支配するが、ウェストハムの守備ブロックが堅く、なかなかシュートまで持ち込むことができない。

一方、引き気味の守備でアーセナルの攻撃を上手くしのいでいるウェストハムも、アーセナルの帰陣が速く、なかなか狙っているカウンターを仕掛けることができない。

それでも44分、ウェストハムにカウンターのチャンスが訪れる。右サイドに開いてボールを受けたワン・ビサカが縦に仕掛けて折り返すと、ゴール前に走り込んだボーウェンがダイビングヘッドで合わせ、ウェストハムが均衡を破った。

ワンチャンスを生かしたウェストハムが1点をリードして迎えた後半、追いつきたいアーセナルは56分にライスとカラフィオーリを下げ、ジンチェンコとルイス=スケリーを投入。中盤に入ったジンチェンコがライスよりも攻撃的な役割を担う。

勢いを増したアーセナルの攻撃に対し、ウェストハムはトディボに代えてマブロパノスを投入。5-3-2から5-4-1にシステムを変え、5-4の守備ブロックでアーセナルの猛攻に備えた。

すると71分、最後尾でボールを受けたルイス・スケリーがクドゥスにボールを奪われ、すぐにファールで潰しイエローカードを受ける。しかし、そのまま抜かれていれば決定機だったこともあり、ウェストハムも退場じゃないかと猛抗議。そしてVARの結果、決定機阻止が認められレッドカードに変更となった。

1点ビハインドの上に数的不利となったアーセナルはスターリング、ホワイトを投入して猛攻を仕掛ける。しかし、アディショナルタイムの8分間でもGKアレオラの守るウェストハムゴールをこじ開けることは叶わず。ホームで初黒星を喫し、首位リヴァプールとの勝ち点差を縮めることはできなかった。

■試合結果

アーセナル 0-1 ウェストハム

■得点者

ウェストハム:ボーウェン(44分)

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