プレミアリーグは26日に第17節が行われ、アーセナルとウェストハムが対戦した。
カタール・ワールドカップによる中断期間が終了し、いよいよ再開したプレミアリーグ。14試合を終えて勝ち点37を稼ぎ首位に立つアーセナルは、エミレーツ・スタジアムで後半戦の戦いをスタート。サカ、ウーデゴール、ジャカ、トーマスら主力が軒並み先発し、フランス代表としてW杯決勝を戦ったばかりのサリバも先発入りしている。一方で負傷も心配された冨安健洋は、ベンチ外となった。対するウェストハムも、ライスやパケタ、ボウエンやアントニオらベストメンバーでアウェイゲームに臨んだ。
現在のクラブを作り上げたアーセン・ヴェンゲル氏も見守る中、アーセナルは序盤から自らのテンポで試合を作る。すると5分、ボックス内でウーデゴールのパスを受けたエンケティアが落とすと、サカが右足でシュートを突き刺した。しかし、ここはオフサイドでノーゴールに。その後もボールを保持して攻撃を続けるが、決定機までは至らない時間が続く。23分にはサカの落としにウーデゴールが飛び込んだが、ゴールとはならず。アーセナルは自分たちのペースで試合を進めるものの、ゴールが遠い。
すると24分に試合が動く。ツォウファルのパスからアントニオが落としてボウエンが抜け出すと、サリバのタックルが足に接触し、ウェストハムがPKを獲得。これをベンラーマが沈め、劣勢だったアウェイチームが先制に成功する。リードを許したアーセナルは変わらず攻撃を仕掛けていくものの、やはりゴールが遠い。前半アディショナルタイムにはウーデゴールのシュートが相手のハンドを誘ってPKの判定となったが、VARレビューで取り消しに。前半はビハインドで折り返す。
早く追いつきたいアーセナルだが、後半開始早々にアントニオの決定機を許す。それでも48分にはトーマスのミドルが枠をとらえる。そして53分、ついに同点に追いついた。中央に運んだウーデゴールがシュートを放つと、これをワントラップで抑えたサカがフリーで流し込んだ。良い時間帯で試合を振り出しに戻す。
勢いに乗るアーセナルは、一気に試合をひっくり返す。58分、ウーデゴール、ジャカと繋いで左サイドへ展開。マルティネッリがボックス内で仕掛け、確度のないところからシュートを流し込んだ。ヴェンゲル氏も手を叩いて喜ぶ中、ホームチームが逆転に成功する。止まらないアーセナルは69分に3点目。ボックス付近でテンポよくボールを動かしていくと、エンケティアが相手を背負った状態で反転からシュートを突き刺した。ウェストハムを突き放すことに成功する。
その後もアーセナルの攻勢は続き、相手陣内でプレーを継続。ウェストハムにチャンスを作らせない。試合はこのまま終了し、アーセナルは3-1でウェストハムを下している。
この結果、アーセナルはリーグ戦4連勝。勝ち点40に到達し、首位をキープしている。一方のウェストハムは、これでリーグ戦4連敗。勝ち点14のままとなり、降格圏転落の危機に瀕している。




