smith row arsenal(C)Getty Images

勝利のアーセナル、8戦負けなしでついに5位浮上!冨安健洋は“無敗神話”継続中

プレミアリーグは7日に第11節が行われ、アーセナルとワトフォードが対戦した。

直近7試合負けなし(5勝2分け)と絶好調のアーセナル。上位浮上も狙える中で迎えたアルテタ監督の記念すべき指揮100試合目だが、中盤の主軸トーマスが負傷でベンチ外に。メイトランド=ナイルズが代わりに入り、その他は前節と同じメンバーとなった。加入後未だ負けなしの冨安健洋は、8試合連続右サイドバックとして先発に名を連ねている。

試合開始直後から敵陣深い位置まで押し込むアーセナルは、7分にいきなりネットを揺らす。ボックス内に飛び出したラカゼットが、飛び出したGKの上を通すシュート。弾かれたボールをオーバメヤンが触り、サカが押し込んだ。しかし、サカの位置がオフサイドだったとして、VARレビューの結果ノーゴールに。それでもホームの歓声を受け、チャンスを作っていく。アーセナルは相手にシュートを許さないなど、守備でも安定を見せる。しかし30分、冨安はサールに突破された際にファウルを犯し、プレミアリーグで初のイエローカードを提示された。スタンドからはやや厳しい判定にブーイングが上がっている。

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その後も主導権を握るホームチームは34分、ラカゼットがボックス内で倒されてPKを獲得。しかし、オーバメヤンのキックはGKフォスターがストップ。絶好機を逃した。40分には自陣深い位置でロストして危ない場面を迎えたが、ホワイトのシュートブロックで事なきを得た。アーセナルは44分、サカのCKにガブリエウが頭で合わせたが、ここもGKフォスターがファインセーブ。チャンスを活かせず、前半はスコアレスで折り返した。

後半もアーセナルは勢いを持って入り、47分にサンビ・ロコンガのミドル、50分にラカゼット、52分にスミス=ロウがチャンスを迎える。そして56分、ついに均衡を破る。クロスは一度跳ね返されたが、ホワイトが敵陣でカットしてボックス付近へ侵入。ブロックされたボールがこぼれ、スミス=ロウがダイレクトでシュートを突き刺した。背番号10の3試合連続弾で、ホームチームがリードを得る。

先制後に迎えたピンチを凌いだアーセナルは、68分にサカのクロスに飛び込んだオーバメヤンが合わせきれず。ワトフォードが前へ出てきた中、アルテタ監督は69分にラカゼットに代えてウーデゴールを投入する。73分、ボックス内でサカのパスを受けたそのウーデゴールがドリブルで相手をかわしてシュート。ネットは揺れたが、最後に触ったオーバメヤンがオフサイドだった。78分にもタヴァレスの突破からチャンスを迎えたが、2点目が遠い。

終盤はリスクを負って猛攻を仕掛けるワトフォードに押し込まれる時間が続いたアーセナルだったが、86分にGKラムズデールが入れ替わられたシーンもキングのシュートが枠外へ。その後はエルネニーを入れるなど試合を落ち着かせにかかり、さらに89分にクツカが退場となったことで数的優位を手に。そのまま1-0で勝利を収めた。

この結果、アーセナルは勝ち点を20にまで伸ばし、前日に敗れたマンチェスター・ユナイテッドをかわして5位に浮上した。この日もフル出場した冨安は、“無敗神話”を8試合にまで伸ばしている。一方のワトフォードは連敗、勝ち点10のままとなった。

■試合結果
アーセナル 1-0 ワトフォード

■得点者
アーセナル:スミス=ロウ(56分)

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