アーセナルの今夏の移籍市場について、『GOAL』番記者チャールズ・ワッツ氏が伝えた。
昨夏の補強が成功し、6シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場に迫っていたアーセナル。しかし第22節延期分でトッテナムに敗れると(0-3)、続く第37節ではニューカッスルにも敗戦(0-2)。最終節を前に5位に転落している。
トッテナムとの勝ち点差は「2」だが、得失点差では「15」離されているアーセナル。最終節で勝利し、トッテナムがすでに降格の決まっているノリッジに敗れれば逆転でのトップ4フィニッシュを達成できるが、CL出場権獲得は極めて困難な状況となった。
CL出場権逃すことの影響は?
トップ4を逃すことが濃厚となったアーセナルだが、ワッツ氏によると「チームへの投資と過去1年間の進歩を継続させる計画は変わらない」という。「クラブ上層部はスカッドの改善と拡大が必要だと認識している。ヨーロッパリーグへの出場もあり、1月に投資を行わなかったことも夏への資金があることを意味している」と指摘した。
そして、一番の目標は「アタッカー陣の強化」。ミケル・アルテタ監督就任後はフォワードの選手と契約してこなかったが、夏の移籍市場で「それは確実に変わる」という。トップターゲットはブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスであり、代理人との話し合いは継続中。代理人も「このプロジェクトを好んでいる」と明かしていた。現行契約は残り1年で、アーリング・ハーランドを獲得したことからもマンチェスター・シティ退団は近いと予想されている。しかし、ワッツ氏はCL出場権を確保できないと「問題になるかもしれない」と指摘。ジェズスの代理人は「6クラブが興味を持っている」とも明かしていた。
それでも、アーセナルはジェズスの獲得に動く模様。さらにアレクサンドル・ラカゼットとエディ・エンケティアのフリー退団が濃厚のため、ドミニク・カルヴァート=ルーウィン(エヴァートン)やタミー・エイブラハム(チェルシー)、ジョナサン・デイヴィット(リール)への関心も継続しているようだ。
また、中盤に最低でも1選手を加えるプランであり、アルテタ監督が熱望するユーリ・ティーレマンス(レスター)の代理人とも交渉を行っている。しかし、ベルギー代表MFもCL出場権を望んでおり、ワッツ氏は逃すことが「決定打になる」可能性を指摘した。その他、ルヴェン・ネヴェス(ウォルヴァーハンプトン)も候補になっているという。
なおサイドバックも補強候補である模様。しかし先日ボローニャDFアーロン・ヒッキーとの合意も伝えられていたが、ワッツ氏は「事実ではない」と断言している。
現有戦力の退団は?
そして、今季レンタル先のマルセイユで活躍したウィリアム・サリバの将来について、今後数週間で決断を下すという。シーズン終了後に代理人と話し合う予定。現行契約は2年間であり、将来の決断は今夏行われる可能性が高いようだ。
また、その他レンタル中のコスタス・マヴロパノスのシュトゥットガルト完全移籍が決定。さらにマテオ・グエンドウジもレンタル先のマルセイユへと完全移籍で手放し、両者の取引で1500万ポンド(約24億円)を受け取るようだ。またルーカス・トレイラはフィオレンティーナとの交渉、パブロ・マリについてもウディネーゼと完全移籍に向けて金銭面での話し合いを行い、エクトル・ベジェリンもレアル・ベティス完全移籍の可能性が残っているという。
さらに、エインズリー・メイトランド=ナイルズの放出先も探すことになり、ニコラ・ペペの放出の可能性も高まっている模様。しかし、コートジボワール代表FWは週給14万ポンド(約2200万円)を受け取っていることから、移籍先を探すことは難しいようだ。


