9日の夜、アーセナルはベストの状態ではなかったが、ヨーロッパリーグ・ラウンド16の1stレグでスポルティングCPと2-2の引き分けに成功し、良い状態で来週のロンドンでの戦いに臨むことになった。
しかし、1-2の劣勢から反撃し、後半に同点弾を収めたアルテタの戦いぶりには、ガナーズのボスも満足していることだろう。
アーセナルは、4日のボーンマス戦の先発メンバーから6人を変更し、前半にファビオ・ヴィエイラのCKからウィリアム・サリバがヘディングでゴールを決め、プランは比較的スムーズに進んだように思われた。
しかし、GKマット・ターナーの拙いゴールキーピングとデビュー戦のヤクブ・キウィオルの緩い守備が重なり、ゴンサロ・イナシオに同点弾を許し、前半が終了。後半にはパウリーニョが至近距離からシュートを決め、リードを広げられた。
その後、グラニト・ジャカがヴィエイラに出したパスが、不運にも守田英正に当たってゴールへ。アーセナルが2-2の引き分けに持ち込むことに成功した。
GOALは同試合の勝者の1人に、後半63分から投入された冨安健洋を選出する。
彼がピッチに立ったのは30分程度だったかもしれないが、この活躍は冨安のためになっただろう。
日本代表は週末のボーンマス戦でかなり苦戦し、ハーフタイムで交代することに。ミケル・アルテタは後半頭からベン・ホワイトを投入した。
これが冨安の自信と奮起につながったのだろう。スポルティング戦でベンチから登場した冨安のプレーは高く評価できた。
アルテタが彼を左サイドバックに起用すると、冨安はマーカス・エドワーズにうまく対応。スポルティングのサイドからの脅威を即座にシャットアウトした。
そして彼はまた、攻撃面でも危険性を見せた。アルテタがベンチから呼んだときに彼に求めたであろうことを、見事にやってのけたのだ。