アーセナルは、新たなスポーツダイレクター(SD)としてアンドレア・ベルタ氏を迎えることが決定的となったようだ。
近年の移籍市場ではミケル・アルテタ監督とエドゥ前SDが中心となり、若手選手を積極的に獲得しながらチームを強化してきたアーセナル。しかし、昨年11月にエドゥ氏が電撃退任。以降はジェイソン・アイトー氏が暫定的にSDを務めていたが、正式なSDを探していることが広く伝えられていた。
そして『The Athletic』によると、ベルタ氏のSD就任で合意に達した模様。マネージングダイレクターのリチャード・ガーリック氏を中心に、オーナーシップを代表してジョシュ・クロエンケ氏、そしてアルテタ監督も関与し、複数の候補の中からベルタ氏を任命することになったようだ。またベルタ氏自身も、複数のオファーの中からアーセナルを優先したと伝えられている。現在は契約の最終調整が行われているという。
イタリア出身のベルタ氏は、これまでパルマやジェノアで働いた後、2013年にアトレティコ・マドリーのテクニカルダイレクターに就任。そして2017年にはSDに昇進した。これまでアントワーヌ・グリーズマン(2019年に売却、2021年に再加入)やフリアン・アルバレス(2024年夏にマンチェスター・シティから獲得)などビッグディールに大きく関与しており、昨夏の大型補強でも中心に。レアル・マドリーとバルセロナというスペイン2大クラブと争いながら、2度のラ・リーガ制覇やヨーロッパリーグ優勝、2度のチャンピオンズリーグ準優勝を達成している。
そして今年1月、アトレティコでの12年間を終えてフリーに。その手腕が高く評価されていた中で、アーセナルのSDとして再出発を図ることになりそうだ。
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