現地時間21日、イングランド・プレミアリーグは第32節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルはホームのエミレーツ・スタジアムにサウサンプトンを迎えた。
消化試合の少ない2位マンチェスター・シティの猛追撃を受けている首位アーセナルは、ミッドウィークにシティとの直接対決を控えており、勝ち点差を維持するためにも3連敗で最下位に沈むサウサンプトンには絶対に勝たなければならない状況といえた。
しかし開始わずか30秒足らず、バックパスを受けたGKラムズデールのパスを奪ったアルカラスがそのまま鋭いシュートを突き刺し、サウサンプトンがアーセナルの出鼻を挫く。さらに14分、中盤でボールを奪うと、アルカラスのパスに抜け出したウォルコットがエリア内右からゴール左へと冷静に沈め、サウサンプトンが追加点を挙げた。
開始15分で2点ビハインドとなった緊急事態に、アーセナルのイレブンはピッチの中央に集まって円陣を組み、嫌な流れを払拭すべく声をかけ合う。すると失点からわずか5分後、ペナルティーエリア右でボールを受けたサカが縦に仕掛けて折り返すと、ゴール前のマルティネッリが戻りながら右足ボレーを突き刺し、アーセナルが1点を返した。
アーセナルの猛攻を耐えしのぐサウサンプトンは39分、マルティネッリと競り合ったベドナレクがひっくり返って頭から落ち、本人はプレー復帰を希望するもドクターストップがかかりチャレタ=ツァルとの負傷交代を強いられた。
前半終了間際にはマルティネッリの左CKをニアサイドのホワイトがバックヘッドでそらすと、そのままゴールに吸い込まれるもラインぎりぎりでクリア。アーセナルが1点ビハインドで試合を折り返した。
後半、アルカラスに代えてリャンコを投入したサウサンプトンに対し、57分にトロサールを投入したアーセナルはほぼワンサイドゲームで押し込んでいく。しかし66分、ウォード=プラウズの右CKをニアサイドのベラ=コシャプがそらし、ファーサイドでフリーとなっていたチャレタ=ツァルが頭で押し込んでサウサンプトンが3-1と再びリードを2点に広げる。
またも2点差にされてしまったアーセナルは、ジンチェンコを下げてエンケティアを投入。全員が自陣に引いて守備ブロックを作るサウサンプトンに対し、90%を超えるボールポゼッションで猛攻を仕掛けるアーセナルだが、ゴール前をガチガチに固められて1点が遠い。
85分にはネルソンを投入。すると88分、ペナルティーエリア手前でボールを受けたウーデゴールが鋭いミドルシュートを決めて1点差に詰め寄る。さらに90分、エリア内でクサビを受けたジェズスの落としをネルソンが狙うと、GKバズヌがはじいたボールをサカが押し込んでアーセナルが試合を振り出しに戻した。
大歓声に揺れるエミレーツ・スタジアムで、勢いに乗るアーセナルはサウサンプトンをサンドバック状態に。アディショナルタイムは8分と逆転への時間は十分だったが、足をつる選手を出しながらも全員守備で耐え抜いたサウサンプトンが敵地で貴重な勝ち点1を獲得。シティとの天王山を控えるアーセナルは2点差を追いついたものの、ホームで勝ち点1を得るにとどまった。
■試合結果
アーセナル 3-3 サウサンプトン
■得点者
アーセナル:マルティネッリ(20分)、ウーデゴール(88分)、サカ(90分)
サウサンプトン:アルカラス(1分)、ウォルコット(14分)、チャレタ=ツァル(66分)




