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冨安健洋先発のアーセナル、トロサール&サカ弾でセビージャに完勝!決勝トーナメント進出に王手

現地時間8日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はグループステージの第4節が行われ、グループBでは冨安健洋所属のアーセナルがホームのエミレーツ・スタジアムにセビージャを迎えた。

カラバオカップのウェストハム戦、リーグのニューカッスル戦に敗れ、公式戦2連敗を喫しているアーセナルは、直近のニューカッスル戦からエンケティアをトロサールに代えた以外は同じメンバーでセビージャを迎え撃ち、冨安は左サイドバックで先発出場を果たした。

リーガで低空飛行が続くセビージャに対し、立ち上がりからホームのアーセナルが圧倒。開始わずか1分、左CKをファーポストでフリーとなっていたハヴェルツが頭で叩くも、これはゴール右へと外れる。

その後もアーセナルがボールを保持して試合の主導権を握り、セビージャはなかなかマイボールの時間が作れず、アーセナル陣内に攻め入ることができない。ボールポゼッションはもちろん、ボールを失った後のネガティブトランジションも速く、セビージャはボールを奪ってもすぐに回収されてカウンターの芽を潰されてしまう。

アーセナルペースのまま迎えた29分、中盤でボールを奪い、ジョルジーニョのスルーパスにサカが抜け出すと、エリア内右からの折り返しをトロサールが押し込んでアーセナルが先制する。

前半はこの1点のみにとどまったものの、70%を超えるボールポゼッション、セビージャのシュート数、CKは0本と、アーセナルが終始圧倒していた。

後半、1点リードのアーセナルは冨安に代えてジンチェンコを投入。後半もアーセナルがセビージャ陣内で試合を進める。すると迎えた64分、マルティネッリのスルーパスに抜け出したサカが、エリア内右でDFをかわしてゴール左へと流し込み、アーセナルが追加点を挙げる。

リードを広げられたセビージャは、ソウとジョルダンに代えてスマレとラキティッチを投入。しかし、スマレは投入直後のファールでイエローカードを貰うと、ふくらはぎに違和感を訴えて一旦ピッチの外へ。すぐに復帰したものの、73分にマリアーノ・ディアスとの交代を余儀なくされた。

セビージャにチャンスを与えず自分たちのペースで試合を進めるアーセナルは81分、トロサールとマルティネッリを下げてネルソンとファビオ・ヴィエイラを投入。盤石の試合運びに思われたが、直後にサカが足の痛みを訴えてキヴィオルとの負傷交代を余儀なくされた。

セビージャは終了間際にマリアーノがGKラヤの正面に放ったシュートが、この試合唯一のシュートに。アーセナルがホームで完勝し、7シーズンぶりに出場のCLで決勝トーナメント進出に王手をかけた。

■試合結果

アーセナル 2-0 セビージャ

■試合結果

アーセナル:トロサール(29分)、サカ(64分)

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