アーセナルのセットプレーについて、有力メディア『The Athletic』の記者が絶賛している。
30日に行われたプレミアリーグ第13節で、ウェストハムと敵地で対戦したアーセナル。10分にブカヨ・サカのCKからガブリエウが豪快なヘッドを叩き込んで先制すると、27分には再びサカのアシストからレアンドロ・トロサールが追加点を奪う。34分にはPKのチャンスをマルティン・ウーデゴールが沈め、その2分後にはカイ・ハヴァーツが4点目を突き刺した。その直後に2点を奪われたが、前半終了間際にCKから得たPKをサカが成功し、そのまま5-2で勝利を収めた。
これで勝ち点を25まで伸ばし、首位リヴァプールとの差を暫定で「6」まで縮めたアーセナル。そしてCKから2点に関与したガブリエウは、センターバックながらこれが今季公式戦4ゴール目となった。大きな注目を集めるアーセナルのセットプレーについて、『The Athletic』のジョーダン・キャンベル記者は以下のように指摘している。
「2021年7月にニコラ・ジョバーがセットプレーコーチに就任して以降、アーセナルがプレミアリーグの試合でCKから先制点を決めたのは、これが20回目に。つまり、リーグ戦83勝のうち24%がCKから始まっているのだ」
「ガブリエウは、ミッドウィークのチャンピオンズリーグでもCKからヘッドを叩き込んだ。彼はCKのメインターゲットであるだけでなく、キッカーがクロスを送る前に確信を持ってボールを蹴られる存在だ。まさに、ボックス内のチーフオーガナイザーである」
「ガブリエウが両ボックス内を支配することは、アーセナルにとって非常に重要だ。彼とウィリアム・サリバは、過去3シーズンでリーグ戦96試合でコンビを組んでいる。おそらく、ヨーロッパで最も支配的なコンビの1つだろう。ボールプレーの巧みさからサリバのほうがより注目を集めることは多いが、ガブリエウの存在がより簡単にしていることは間違いない」




