アーセナルのGK問題について、イギリス『スカイスポーツ』の識者が持論を展開している。
今夏の移籍市場では、ブレントフォードからスペイン代表GKダビド・ラヤをレンタルで獲得したアーセナル。しかし、近年の躍進を支えたイングランド代表GKアーロン・ラムズデールがいる状況でのこの補強は現地で物議を醸していた。
ミケル・アルテタ監督は当初、両GKを併用していくことを示唆していた。しかし、プレミアリーグ第5節からはリーグ戦とチャンピオンズリーグ全試合でラヤが先発に。ラムズデールが先発したのはリーグカップの2試合のみとなり、サブGKとしての起用が続いている。
そんな中で迎えた25日のプレミアリーグ第13節だが、ラヤは契約の関係で出場できず。ラムズデールはリーグ戦9試合ぶりにゴールマウスを守ることになった。しかし前半に判断ミスから大ピンチを招くと、その後も主にボール保持時に不安定なパフォーマンスが続いた。クリーンシート達成には成功し、1-0の勝利後にはチームメイトから称えられていたものの、再びアーセナルのGK問題について現地で意見が相次いでいる。
『スカイスポーツ』の解説者を務めるジェイミー・キャラガー氏は、自身のSNSでアルテタ監督の起用法を批判した。
「アルテタがGKにこういったプレッシャーを与えたのはナンセンスだ! アルテタはそれが正しいと感じるならばGKを改善すべきだが、同じ日にもう1人のGKを売却することになるのだろうか? (前守護神ベルント)レノとラムズデールの時はそうしたね。守護神争いなんてないよ。ラヤがNo.1だ!」
また同メディアのデヴィッド・リチャードソン記者も、「ラムズデールはアルテタの試みる“2人の正守護神”による重圧に屈した」とし、試合中に集中力を欠いた場面が散見されたと指摘。そして「以前は明らかではなかったかもしれないが、今ではもうラヤが本当のNo.1であることがはっきりした」との見解を述べている。




