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大量リードのアーセナル、ホームでPSVと2-2ドロー!2戦合計9-3で2年連続のベスト8進出

現地時間12日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はラウンド16のセカンドレグが行われ、冨安健洋の所属するアーセナルはホームのエミレーツ・スタジアムにPSVを迎えた。

敵地でのファーストレグを7-1という大差で勝利しているアーセナルは、当然の如くターンオーバーを採用。ウーデゴール、サリバ、トーマス、トロサールらがベンチスタートとなり、前線はメリーノ、スターリング、ティアニーが務めた。

すると開始わずか6分、ペナルティーエリア手前右からカットインしたジンチェンコが左足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール左へと吸い込まれ、アーセナルがあっさりと先制。かつてPSVにローンで加入していたジンチェンコはゴールパフォーマンスを控え、2試合合計スコアは8-1となった。

PSVの反撃は18分、カウンターからティルのパスをゴール前で受けたペリシッチが窮屈な体勢から左足でゴール右へと沈め、PSVが1点を返し2試合合計8-2とした。

しかし、試合のペースを握っているのはアーセナル。30分、メリーノのポストプレーからルイス=スケリーが飛び出す。GKベニテスも飛び出し、ルイス=スケリーが先にボールに触るが、股を抜けたシュートは左のポストを叩いて外れた。

それでも37分、右サイドで縦に仕掛けたスターリングのクロスを、ゴール前に飛び込んだライスが頭で合わせて再びアーセナルが勝ち越す。トータルスコアは9-2となった。

43分にはセットプレーのカウンターからスターリングが独走する決定機を迎えるが、GKとの1対1を決めきれず。後半に入っても余裕のリードがあるアーセナルが優位に試合を進めていく。

アーセナルは64分、ライスとメリーノに代えてカラフィオーリとトロサールを投入。68分にはカラフィオーリがルイス=スケリーとのワンツーで抜け出すが、エリア内左からのシュートはGKベニテスがセーブする。

すると迎えた70分、カウンターから抜け出したドリウエクがGKラヤの頭上を越すループシュートを沈め、PSVが意地の追加点を決める。

この試合だけを見れば追いつかれる格好となったアーセナルは79分、ジンチェンコ、ホワイト、ティアニーを下げてウーデゴール、ティンバー、マルティネッリを投入。アディショナルタイムには再びスターリングに決定機が訪れるが、至近距離からのボレーはGKベニテスの広げた足に当たってゴール左へと外れた。

試合は2-2のまま終了。ファーストレグの大量リードを生かしたアーセナルが2試合合計9-3で2シーズン連続となるベスト8進出を決めた。準々決勝ではマドリード・ダービーの勝者と対戦する。

■試合結果

アーセナル 2-2 PSV

(2試合合計9-3でアーセナルがベスト8へ)

■得点者

アーセナル:ジンチェンコ(6分)、ライス(37分)

PSV:ペリシッチ(18分)、ドリウエク(70分)

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