チャンピオンズリーグ(CL)敗退が決まったアーセナルについて、有力メディア『The Athletic』のリポーターが見解を示した。
7日に行われたCL準決勝セカンドレグで、パリ・サンジェルマン(PSG)と対戦したアーセナル。ファーストレグを0-1で落としていた中、敵地でのセカンドレグで逆転を目指したが、27分に先制点を許すと、72分に追加点を許して万事休す。76分にブカヨ・サカが1点を返したものの、このまま1-2で敗戦。2試合合計1-3で大会から姿を消した。
この試合でアーセナルは、序盤に何度も決定機を作るなどゴールに迫っていた。『The Athletic』によると、記録したシュート本数は「19」。これは2016年3月のバルセロナ戦(20)以降では、決勝トーナメントで記録したクラブ最多記録になったという。また、ゴール期待値(xG)は「3.14」で、今季のCLでPSG相手に記録した最高値になったようだ。
それでも決勝に手が届かなかったアーセナルについて、『The Athletic』のライブレポーターであるナンシー・フロストン氏は以下のように指摘した。
「アーセナルとミケル・アルテタがこの敗戦の意味を理解するには、しばらく時間が必要だ。だが一旦落ち着きを取り戻せば、彼らはこの指揮官の下で成長したことを誇りに思えるはずでもある」
「つい最近まで、アーセナルはCL出場権すら得られていなかった。しかし今や彼らは優勝候補の常連となり、ヨーロッパ最高峰の大会でも上位に進出している。初のビッグイヤー獲得に大きく近づいたため、この苦悩は癒えないかもしれない。だがこのような試合1つ1つが、彼らにとって正しい一歩となる」





