arsenal villa(C)Getty Images

アーセナル、後半ATの劇的決勝弾で4試合ぶり勝利!首位浮上で2位マンチェスター・Cとの差は「3」に

プレミアリーグは18日に第24節が行われ、アストン・ヴィラとアーセナルが対戦した。

前半戦だけでクラブ史上初めてプレミアリーグで勝ち点50に到達し、首位を快走していたアーセナル。しかし第22節でエヴァートン(0-1)に約6カ月ぶりに敗れると、続くブレントフォードとは1-1のドローに。そして2位マンチェスター・シティとの直接対決を1-3で落とした。リーグ戦3試合勝利がなく、1試合未消化ながら2位に転落している。

王者との激しい優勝争いへこれ以上負けられないアーセナルは、敵地でのアストン・ヴィラ戦で1月新加入のトロサールをリーグ戦で初めて先発起用。負傷のトーマスの代わりは引き続きジョルジーニョが務め、スミス=ロウがベンチに復帰した。一方で右サイドバックはホワイトが入り、冨安健洋はベンチスタートとなっている。対するアストン・ヴィラでは、コウチーニョがスタートから出場した。

元アーセナル指揮官エメリが率いるアストン・ヴィラに対し、アーセナルはボールを握るもののシュートまで持ち込めない。すると6分、敵陣でボールを失ってカウンターを受けると、最後は角度のないところからワトキンスにネットを揺らされた。いきなりビハインドを背負う展開となる。

追いかけるアーセナルは12分、DFラインの背後を取ったホワイトが浮き球パスをダイレクトでクロスを送ったが、イングスの必死のクリアに阻まれる。その後も攻め続けると、16分に同点に追いついた。前線で厚みのある攻撃を仕掛けると、右サイドからホワイトがクロス。これはクリアされたが、サカがダイレクトで強烈なシュートを突き刺している。アウェイチームが良い流れのまま試合を降り出しに戻す。

しかし31分、アストン・ヴィラが再び前へ出る。左サイドを連携で崩し、クロスをボックス内でブエンディーアがスルー。背後で待っていたコウチーニョが鋭いシュートを叩き込んでいる。見事な展開でホームチームが追加点を奪った。終了間際には激しい接触から両チームがヒートアップする場面もあったが、アストン・ヴィラがリードを保ったまま前半を折り返す。

後半もアーセナルがボールを握り、相手ボックス付近に迫りながらチャンスを作っていく。56分、右サイド深い位置に侵入したホワイトがクロスを送り、エンケティアのヘッドはバーに直撃。61分にもジョルジーニョの浮き球パスからサカがチャンスを作ると、その直後のCKで再び同点に追いつく。ショートCKから、ボックス端で待っていたジンチェンコがシュートを突き刺した。

畳み掛けるアーセナルは63分、ウーデゴールの見事なパスに反応したエンケティアが決定機。しかし、GKの位置を見ながら放ったシュートは枠の上へ外れた。勝ち越したいアーセナルは68分、トロサールを下げてマルティネッリを投入。70分にはカウンターからそのマルティネッリが中央を突破してチャンスを作ると、77分にハイプレスからウーデゴールがビッグチャンスを迎えたが、ここも枠を外れた。チャンスは作るものの、逆転弾が遠い。すると79分、ジャカとホワイトを下げてヴィエイラと冨安健洋を投入。勝負に出る。

終盤にも猛攻を仕掛けるアーセナルは、83分にバー直撃のシュートを許す。一方で冨安健洋、ガブリエウ、サカと立て続けにチャンスを作った。すると後半アディショナルタイム、劇的逆転弾が生まれる。ボックス付近まで侵入し、マルティネッリがマイナスのクロス。待っていたジョルジーニョが右足を振り抜くと、バーに直撃したボールがGKマルティネスに当ってゴールイン。さらに終了間際にマルティネッリにもゴールが生まれ、4-2と勝利を飾った。

この結果、アーセナルはリーグ戦4試合ぶりの白星。勝ち点を54まで伸ばし、2位マンチェスター・Cとの差を「3」と広げた。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0