アーセナルは、オリヴィア・スミスを獲得したことを発表した。
昨シーズンにUEFA女子チャンピオンズリーグで2連覇中の女王バルセロナを決勝で破って欧州制覇を成し遂げたアーセナル。その一方で、イングランド国内ではチェルシーの一強状態を許しており、その牙城を崩すべく、今夏の移籍市場で大型補強に迫っていると伝えられてきた。
そして17日、アーセナルはリヴァプールからカナダ代表FWスミスの獲得を発表。両者は長期契約を締結したと伝えられている。また、イギリス『スカイスポーツ』などの現地メディアによると、移籍金は100万ポンド（約1億9900万円）となり、今冬の移籍市場でチェルシーに加入したナオミ・ギルマの移籍金90万ポンド（1億7900万円）を上回る女子フットボール界で史上最高額の移籍金となったようだ。
現在20歳のスミスは、昨夏にスポルティングCPからリヴァプールに加入。日本女子代表MF長野風花らともプレーしてウィメンズ・スーパーリーグ20試合で7得点を挙げてチームの総得点の3割以上を占めていた。また、史上最年少の15歳でカナダ女子代表デビューを飾り、ここまで18キャップを誇る。
女子史上最高額の移籍金トップ5は以下の通り。
1位：オリヴィア・スミス（リヴァプール→アーセナル）／100万ポンド
2位：ナオミ・ギルマ（サンディエゴ・ウェーブ→チェルシー）／90万ポンド
3位：レーチェル・クンダナンジ（レアル・マドリー→ベイFC）／68万5000ポンド
4位：バーブラ・バンバ（上海→オーランド・プライド）／58万1000ポンド
5位：マイラ・ラミレス（レバンテ→チェルシー）／42万6000ポンド