現地時間23日、イングランド・プレミアリーグは第12節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルはホームのエミレーツ・スタジアムにノッティンガム・フォレストを迎えた。
公式戦3試合勝利のないアーセナルだが、徐々に負傷者が復帰。ウーデゴールが先発メンバーに名を連ね、ベンチにはライスが戻ったほか、ハヴァーツ、トーマス、マルティネッリを置いてジョルジーニョ、メリーノ、ジェズスを先発起用した。
勝点19で並ぶ両者だが、地力で上回るアーセナルが立ち上がりからN・フォレストを押し込んでいく。開始わずか4分、右サイドからのFKをウーデゴールが蹴ると、ゴール前のメリーノが頭で叩き、DFにブロックされるもティンバーが押し込んだ。早々に先制かと思われたが、これはオフサイドの判定でノーゴールとなった。
それでも攻勢のアーセナルは15分、エリア内右でのウーデゴールとの巧みなパス交換から、カットインしたサカが左足を一閃。強烈なシュートがGKセルスを破り、アーセナルが先制に成功した。
その後も攻め続けるアーセナルは22分、右サイドを突破したサカの折り返しをゴール前で受けたウーデゴールが右足で狙うも、これはブロックされてしまう。42分にはウーデゴールがエリア内右に入れたパスをジェズスが落とすと、走り込んだサカのシュートはゴール左でGKセルスにはじき出された。
1点をリードして試合を折り返したアーセナルは後半、イエローカードを貰っていたジョルジーニョに代えてトーマスを投入。すると迎えた52分、右サイドのサカからパスを受けたトーマスがペナルティーエリア手前右から右足を振り抜くと、鋭いカーブのかかったシュートがゴール左へと決まり、アーセナルが追加点を挙げた。
2点の先行を許したN・フォレストだが、ウォードプラウズのセットプレー以外に得点の匂いを感じない。逆にさらなる追加点を狙うアーセナルはカラフィオーリに代えてジンチェンコを投入する。
N・フォレストの反撃を抑えながら試合を進めるアーセナルは82分、ウーデゴールとサカを下げてヌワネリとスターリングを投入。すると86分、主審にボールが当たって一瞬プレーが止まった直後、リスタートからヌワネリが右のスターリングに預けると、エリア内右からスターリングが折り返したボールをヌワネリがゴール右へとダイレクトで流し込み、アーセナルが試合を決定づける3点目を手にした。
ティンバーに代えてキヴィオルを投入したアーセナルに対し、N・フォレストはジョタがネットを揺らすもオフサイドによりノーゴール。アディショナルタイムの5分間もN・フォレストにゴールを許さなかったアーセナルが、リーグ戦実に5試合ぶりとなる勝利を手にした。
■試合結果
アーセナル 3-0 N・フォレスト
■得点者
アーセナル:サカ(15分)、トーマス(52分)、ヌワネリ(86分)