Mesut Ozil GunnersaurusGetty/Goal

エジルが解雇されたマスコットの給与全額負担を提案…アーセナル側も反応「ガナサウルスは絶滅していない」

アーセナルMFメスト・エジルは、“リストラ”されたクラブマスコットのガナサウルスへ手を差し伸べた。

新型コロナウイルスの影響下にあるアーセナルは、先日55名の従業員のリストラを敢行。そして5日、1993年からクラブのマスコットとしてマッチデーには欠かせない存在であったガナサウルスに扮するジェリー・クイ氏も解雇された1人であることが明らかとなった。

この決定に対しては、クラブOBのポール・マーソン氏が『スカイスポーツ』で「信じられない。この恐竜と一緒に育ってきた子供たちは、30年や40年来のファンになっていただろう。失望的だ。アーセナルによる愚かな決断だ。本当にそう思う」と失望を隠しきれない様子で語っていた。

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ノースロンドンの名門での職を失い苦境に立たされるガナサウルスに対しては、デッドラインデーの5日にセビージャが『Twitter』で契約を発表するなど、将来は不透明な状況。そんなマスコットに対し、2013年の加入から8シーズン目を迎えたクラブ最古参で、最高給取りの1人であるエジルは給料の支払いを申し出た。

31歳の元ドイツ代表司令塔は、自身の『Twitter』で「僕たちの人気者でロイヤリティのあるマスコット、ガナサウルスであり、27年間にわたってこのクラブに欠かせない存在であるジェリー・クイがリストラされたことはとても悲しい。僕がアーセナルの選手である限り、この巨大な緑色の男のサラリー全額を補償することをアーセナルに申し出るよ……そうすれば、ジェリーが大好きな仕事を続けることができる」と綴った。

なおアーセナルの広報担当は『ESPN』に対して、「ガナサウルスは絶滅していない。ファンがスタジアムに戻ることを許可された時には、活動に復帰するだろう」とコメントしている。

エジルとアーセナルの現行契約は来夏に満了を迎える予定。新型コロナウイルスによる中断が明けた6月以降、ミケル・アルテタ監督の構想から外れることもあり、クラブは新契約をオファーする考えがないとされている。また、同選手は新型コロナウイルスによるシーズン中断の際には、減俸に最後まで抵抗した1人としても注目を集めていた。

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