現地時間15日、イングランド・プレミアリーグは第8節の延期分が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルはホームのエミレーツ・スタジアムにマンチェスター・シティを迎えた。
首位アーセナルは1試合消化が少ないものの、2位マンチェスター・シティと3ポイント差で迎えた天王山。リーグでの直接対決より先にFAカップで対戦した両者だが、その際はシティがアケのゴールで競り勝っている。
久々のリーグタイトルを争っているアーセナルとしては絶対に負けられない一戦だが、この大一番で冨安は右サイドバックとして先発出場。シティも負傷が懸念されていたハーランドが先発し、現時点でのベストメンバーで試合に臨んだ。
立ち上がりから天王山らしい緊張感のある拮抗した展開となり、ホームのアーセナルとしては悪くない入りを見せる。22分にはジンチェンコからの鋭いクロスが、ゴール前のエンケティアへ。シティ守備陣も一瞬足が止まった瞬間だったが、フリーでのヘディングはゴール右へと外してしまう。
すると今度は思わぬ形でシティに決定機。24分、GKエデルソンのロングキックをハーランドがバックヘッドでDFラインの裏に逸らすと、グリーリッシュの追走を受けた冨安がGKラムズデールにバックパス。しかし、このパスを読んでいたデ・ブライネが左足ダイレクトでループシュートを沈め、シティが先制する。
ミスから痛恨の失点を喫したアーセナルだが、下を向くことなくシティゴールを目指す。すると迎えた41分、浮き球パスに抜け出したエンケティアがGKエデルソンと接触しながらもシュート。これはラインぎりぎりのところでアケにクリアされるが、主審はGKエデルソンのファールを取り、アーセナルにPKが与えられる。このPKをサカが沈め、アーセナルが試合を振り出しに戻した。
アディショナルタイムにはペナルティーエリア手前左からのFKをマフレズが蹴ると、ニアサイドの冨安が頭で触り、こぼれ球をファーサイドのロドリが頭で叩きつける。これがアケをかすめてクロスバーを叩いた。
2015年12月の勝利以来、シティに勝てていないアーセナルだが、首位攻防戦らしい拮抗した展開の中、60%のボールポゼッションで優位に試合を進めることができていた。すると後半、立ち上がりはシティがより繋ぐ意識を見せ、アーセナル陣内に侵入する。
すると迎えた56分、縦パスを受けたハーランドがガブリエウともつれながらも入れ替わり、抜け出そうとしたところで倒れてPKを獲得。ガブリエウにはイエローカードが提示されるが、VARの結果、ハーランドのオフサイドが判明しPKとイエローカードが取り消された。
62分、グアルディオラ監督が動く。マフレズに代えてアカンジを投入し、3バックから4バックへと移行。これにより高い位置からプレスをかけられるようになったシティは72分、高い位置でボールを奪い返したベルナルド・シウヴァのパスにハーランドが抜け出し、中央のギュンドアンに預けると、ギュンドアンがダイレクトで左のスペースへ。走り込んだグリーリッシュがエリア内左からダイレクトでシュートを放つと、冨安必死のシュートブロックも及ばすゴール右へと決まってシティが勝ち越しに成功する。
82分にはロドリ、ギュンドアンと繋いでエリア内右を抜けたデ・ブライネの折り返しをハーランドが受けてゴール左へと流し込み、試合を決定付ける3点目を挙げた。これでハーランドはリーグ戦26ゴール目。
直後に冨安はホワイトとの交代でピッチを退き、ジャカに代わってヴィエイラが投入されたアーセナルは最後まで諦めずに攻めたものの、追撃のゴールは叶わず。逃げ切ったシティが天王山を制し、アーセナルと勝点で並び得失点差で首位に立った。
■試合結果
アーセナル 1-3 マンチェスター・C
■得点者
アーセナル:サカ(42分PK)
マンチェスター・C:デ・ブライネ(24分)、グリーリッシュ(72分)、ハーランド(82分)




