アーセナルのレジェンドであるティエリ・アンリ氏が、古巣について語っている。
ここまでプレミアリーグ首位を走り、19年ぶりのリーグ優勝へ期待が高まっていたアーセナル。そして15日、第12節延期分で2位マンチェスター・シティとの直接対決を迎えた。エミレーツ・スタジアムの大歓声を受けたアーセナルだったが、24分に冨安健洋のバックパスをケヴィン・デ・ブライネにそのまま叩き込まれて失点。前半のうちにブカヨ・サカのPKで追いついたが、72分、82分とゴールを許し、1-3で敗れている。
この結果、1試合未消化ながらマンチェスター・Cと勝ち点(51)で並ばれたアーセナルは、得失点差の関係で2位に転落している。試合後、『CBS Sports』でコメンテーターを務めたアンリ氏は、古巣の今後について語った。
「彼らが自分たちのホームに来て、そして打ち負かされる。これに対してリアクションする術を知っているだろうか? シーズンの初めから、シティはそれを理解していた。では、(アーセナルは)落ち着きを保っていられるだろうか?」
「(次節のアストン)ヴィラ戦で週末にすぐ改善し、ずっと彼らと競争できることを示さないとね。今は難しい状況だ。とにかく冷静さが必要になる。今日は素晴らしい相手に敗れた。(フィル)フォーデンや(マヌエル)アカンジが途中出場したときにも指摘したが、アーセナルに同じようなベンチがあるのだろうか? そうは思えない。だが、冷静でいないと。この試合に敗れたからといって、今すぐすべてを捨ててしまう必要なんてない」
「落ち着きを保ち、ヴィラとの試合で修正し、何ができるか見せるんだ。まだ試合は残っている。だが、今はますます難しい状況になっているね」
そして「転んでしまったからには、今度はその足で立ち上がらないと。それができることを願っているよ。だが、シティは(タイトルをかけた)争いに慣れているんだ」と、古巣の選手たちに奮起を促した。
これでリーグ直近3試合勝利なし(1分け2敗)となったアーセナル。18日にはアストン・ヴィラ、25日はレスターと敵地で対戦する。




