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アーセナル、2点差追いつかれるも…トロサールの劇的決勝弾でレスターを撃破

現地時間28日、イングランド・プレミアリーグは第6節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルはホームのエミレーツ・スタジアムにレスター・シティを迎えた。

アーセナルは、前節のマンチェスター・シティ戦と全く同じメンバーを起用。シティ戦で退場となったトロサールの出場停止はカラバオカップにて消化しており、負傷からの復帰を目指す冨安はメンバー入りしていない。

立ち上がりからボールを保持して攻勢に出るアーセナルに対し、レスターはヴァーディを残してゴール前を固めて耐えしのぐ。アーセナルとしては、前節シティ戦の後半、10人で猛攻を耐えていた状況とは真逆の立場となったが、レスターは10人のアーセナルほど堅固なブロックを築けない。

20分、右サイドをオーバーラップしたティンバーの折り返しを、ゴール前のマルティネッリが右足でゴール左へと流し込み、アーセナルが先制する。ゴール前に人数はいたレスター守備陣だったが、ぽっかりと空いたスペースをティンバーとマルティネッリが見逃さなかった。

その後も攻勢を続けるアーセナルは前半終了間際、エリア内左でボールを受けたマルティネリの折り返しを、ゴール前のトロサールが押し込む。試合を支配し続けたアーセナルが、2点をリードして試合を折り返した。

しかし後半、流れは一変。立ち上がり47分、左サイドからのブオナノッテのFKをゴール前のジャスティンが頭で合わせ、これがゴール左へと決まってレスターが1点差に詰め寄る。

さらに63分、左サイドをワンツーで抜けたディディのクロスを、ファーサイドのジャスティンが右足ボレーで捉える。完璧に捉えられたボレーがゴール左へと吸い込まれ、レスターが枠内シュート2本で2-2の同点に追いついた。

追いつかれたアーセナルは再び猛攻を仕掛ける。68分、サカのシュートのこぼれ球をゴール前で拾ったハヴァーツが反転ボレーで押し込むが、これはGKハーマンセンが至近距離ではじき出す。74分にもゴール前でフリーとなったトロサールのシュートをGKハーマンセンが驚異的な反応でセーブする。

勝ち越したいアーセナルは74分、マルティネッリに代えてスターリングを投入し、85分にはトーマスに代えて新鋭ヌワネリを投入する。88分には右CKをファーサイドのカラフィオーリが高い打点のヘディングで合わせるも、GKハーマンセンが素晴らしい反応でゴール上へとはじき出した。

迎えたアディショナルタイム、サカの左CKをファーサイドでフリーとなっていたトロサールが合わせると、ゴール前に密集していたDFに当たったボールがゴールに転がり、土壇場でアーセナルが勝ち越しに成功する。残り少ない時間でレスターに再び盛り返す力は残されておらず、逆にカウンターからハヴァーツがこぼれ球を押し込んだアーセナルが4-2とリードを広げ、ホームで勝ち点3を手にした。

■試合結果

アーセナル 4-2 レスター

■試合結果

アーセナル:マルティネッリ(20分)、トロサール(45+1分、90+4分)、ハヴァーツ(90+9分)

レスター:ジャスティン(47分、63分)

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