アーセナルのミケル・アルテタ監督は、ケガ人の続出を嘆きつつ現状について語った。
直近2シーズンはプレミアリーグで首位に立つ時間が長かったが、いずれも逆転優勝を許していたアーセナル。今季こそはタイトル奪還を目指したが、リヴァプールの首位独走を許して悲願達成とはならなかった。一方チャンピオンズリーグでは準決勝まで勝ち進んだものの、パリ・サンジェルマンとのファーストレグでは0-1で敗れており、セカンドレグで逆転を目指すことになる。
今季のアーセナルは、冨安健洋をはじめ、ガブリエウ、ガブリエウ・ジェズス、カイ・ハヴァーツ、ジョルジーニョ、リッカルド・カラフィオーリ、さらに現在は復帰しているもののマルティン・ウーデゴールやガブリエウ・マルティネッリ、ブカヨ・サカらも長期離脱を強いられるなど、苦しいやりくりが続いた。
アルテタ監督は2日の会見で「多くの選手が欠場する中で何を達成できたのか?」と問われると、「重要なのは、今起用できる選手たちと毎日を戦うということだ」としつつ以下のように語った。
「ホームでのPSG戦の直前にロッカールームに入ったら、全員が一緒に座っているのを見て驚いたんだ。冨安健洋、カラフィオーリ、ガブリエウ、トーマス・パーティ(出場停止)、カイ・ハヴァーツ、ガブリエウ・ジェズス、そしてジョルジーニョ。私は『これが先発メンバーだ』と言ったよ。我々には彼らがいないんだ。何ヶ月も一緒にプレーできていない」
「その一方で、チームの現状や努力に喜びを感じた。誰もスタジアムでこのことについて語らないが、それでもこうしたことは起きている。選手たちやスタッフ、クラブがこの状況にどう対処しているのかを見て、私は誇りに感じたよ」
そんな指揮官は「来季はどのようにケガ人を減らせるか?」と問われると、「それはまた別の話。プレミアリーグとチャンピオンズリーグという2つの大会で、まだ多くが残っている。そこにフォーカスするよ。シーズン終了後に何週間も振り返って、すでに準備を進めているものを継続し、より良い答えを提供できると思う」と語っている。


