アーセナルMFカイ・ハヴァーツとDFユリエン・ティンバーは、プレミアリーグ初の記録を達成している。
22日に行われたプレミアリーグ第5節で、マンチェスター・シティとの大一番を迎えたアーセナル。開始9分に失点したものの、22分にリッカルド・カラフィオーリ、前半アディショナルタイムにガブリエウがネットを揺らし、逆転に成功する。しかしその直後、レアンドロ・トロサールが2度目の警告で退場に。10人での戦いを強いられたアーセナルは、後半アディショナルタイムに失点して2-2の引き分けに終わっている。
10人となった後半頭からブカヨ・サカに代えてベン・ホワイトを投入、6バック気味の守備でマンチェスター・Cの猛攻を浴び続けたアーセナル。公式記録ではポゼッション率22.8%(マン・C:77.2%)、パス208本(マン・C:872)、シュート5本(マン・C:33)と押し込まれ続けたが、この試合でハヴァーツとティンバーが“珍記録”を達成した。
ハヴァーツ(パス5本)はフル出場、ティンバー(パス6本)は後半アディショナルタイムまでプレーしたものの、データメディア『Opta』の記録では両者とも一度もパスを成功せず。同メディアが計測を始めた2003-04シーズン以降、89分以上プレーした選手では初めてのことになったという。
非常に珍しい記録を作る形となったハヴァーツとティンバーだが、現地メディアでは高く評価されている。イギリス『ガーディアン』は両者に「7」と好評価を与えており、ハヴァーツは「退場者が出る前は前線で孤立しながらも奮闘し、10人になった後は一致団結して守備を固める主要な1人に」と評価。一方のティンバーは「ジェレミー・ドクをほとんどの場面で抑えた」とし、両者ともに守備に奮闘したことを称えている。




