havertz arsenal(C)Getty Images

ハヴァーツ起用法や開始1分の失点に疑問の声…アーセナルに識者「優勝候補を証明できていない」

今季初めて勝利を逃したアーセナルに対し、批判的な声が上がっている。

昨季はプレミアリーグで250日近く首位に立ちながらも、マンチェスター・シティに逆転優勝を逃したアーセナル。今夏の移籍市場ではデクラン・ライス、カイ・ハヴァーツ、ユリエン・ティンバー、ダビド・ラヤと大型補強を敢行し、リーグ開幕から2連勝を飾っていた。

しかし26日に本拠地エミレーツ・スタジアムで行われたフラム戦では、開始1分で失点を許すと、一時逆転したものの、退場者を出した相手に追いつかれる展開に。2-2のドローに終わり、今季初めて勝利を逃している。

そんなアーセナルは今シーズン、新加入ハヴァーツを中盤で、さらに右サイドバックには中盤で活躍を続けてきたトーマス・パーティを起用。攻撃時にはパーティが中盤に入る変則的なシステムを採用している。しかし、ミケル・アルテタ監督のこの采配に疑問の声が上がった。

元イングランド代表で、現在は解説者を務めるダレン・ベント氏はSNSで「私はいつだって選手をサポートする。だが、ハヴァーツはこのアーセナルのチームでは機能していない。中盤はバランスを欠いており、彼が提供するものはない」と指摘している。

また、アーセナルファンで知られるTVプレゼンターのピアーズ・モーガン氏はSNSで「アルテタがハヴァーツのためにシステムを変えるのは理解できない。ただただ機能しない」とし、さらに「アーセナルはハヴァーツなしの方が遥かに良いチームに見える」と投稿し、現システムを批判した。

一方で『スカイスポーツ』のジョー・シュレッド記者は、「アーセナルが20年ぶりにリーグ優勝を狙うのであれば、アルテタは漏れやすい守備の穴を塞がなければならない」とし、開始1分での失点を改善すべきと指摘している。

「ホームで開始1分以内に失点という悪習慣は、2023年のプレミアリーグ9試合で3度も発生した。創造的な中盤と多彩なアタッカーはチームを活性化したが、守備は再び崩壊している。まだシーズンは始まったばかりだが、昨季よりも完成度の高いチームであること、優勝候補の一角であることを未だ示せていない」

なおアーセナルは次節、9月2日にホームでマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0