マンチェスター・ユナイテッドOBパトリス・エヴラ氏は、アーセナルのプレミアリーグ優勝の可能性について持論を展開している。
直近3シーズン連続で2位に終わっているアーセナル。今季こそ2003-2004シーズン以来の優勝を目指して夏に大型補強を敢行すると、開幕から見事な戦いを続けて首位に立っている。しかし、前節のアストン・ヴィラ戦では後半アディショナルタイムの失点で1-2と敗戦。2位マンチェスター・シティとの差が「2」まで縮まっていた。
それでも、現地メディアや解説者の間では「アーセナルが優勝候補筆頭」と予想されているが、マンチェスター・U時代に5度のプレミアリーグ制覇を達成しているエヴラ氏が『Stake』で持論を展開。ファンの姿勢に苦言を呈している。
「アーセナルがプレッシャーに耐えられるかはわからない。私は選手としてもミケル・アルテタが好きだったし、素晴らしい監督であることも知っているよ」
「でも結局のところ、アーセナルはファンこそが問題だ。いつも『今季こそ優勝』と言っているのは彼ら。もっと冷静になるべきだよ。イングランド代表のファンが『(フットボールが)家に帰って来る』と言うのと同じだと思う。とにかく落ち着いて、騒ぎすぎないようにする必要があるね。『自分たちが世界最高だ』とか『このチームよりは優れている』などと言いはるから、からかわれたり反発を受けるんだ」
「今季もリーグ優勝を逃したら、チャンピオンズリーグで優勝するなんて想像できる? アーセナルには何が起きてもおかしくないよ。だけど、勝利へのマインドセットが欠けているようにも感じるんだ」
また、同じくマンチェスター・UのOBであるポース・スコールズ氏も先日『The Good, The Bad & The Football』にて「ビッグゲームで勝てない限り、優勝のチャンスはない。優勝を目指すならまずビッグゲームに勝利して、ライバルに勝たないと。でも、今はそれができていない」と分析している。


