サウサンプトンMFロメオ・ラビアは、今夏の移籍市場で多くのビッグクラブの関心を集めているようだ。
母国ベルギーの名門アンデルレヒトの育成組織からマンチェスター・シティのユースへと移籍し、2022年1月に18歳でプロデビューを飾ったラビア。すると昨夏に5年契約でサウサンプトンへ移籍し、今季は公式戦25試合に出場するなど、プレミアリーグで最下位と苦しむチームの中心選手へと成長した。
そんな19歳MFだが、今夏にビッグクラブ移籍の可能性もあるという。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、チェルシーやアーセナルが関心を示しているようだ。チェルシーは昨夏の時点でも獲得に動いており、アーセナルは中盤強化のオプションとして評価しているという。
一方で同氏によると、マンチェスター・Cはラビアに対する契約解除条項を保有している模様。4000万ポンド(約64億円)の金額をサウサンプトンを支払うことで、優先的に獲得できるようだ。しかし、この条項が有効になるのは2024年からであり、今夏の移籍市場では効力を持たないという。そのため、6月以降に争奪戦が展開される可能性もあるようだ。
なおロマーノ氏は、「多くのクラブがラビアを注視している」としつつ、アーセナルとチェルシーの動向にも言及。アーセナルは「彼を追いかけているが、今のところ何も進んでいない。多くの選択肢を持っており、1月の話し合いの結果、トップターゲットはモイセス・カイセドだ」と指摘。一方でチェルシーについては、「高く評価しており、関心は継続している」と伝えた。
