チャンピオンズリーグ(CL)敗退が決まったアーセナルについて、有力メディア『The Athletic』の記者が持論を展開した。
7日に行われたCL準決勝セカンドレグで、パリ・サンジェルマン(PSG)と対戦したアーセナル。ファーストレグを0-1で落としていた中、敵地でのセカンドレグで逆転を目指したが、27分に先制点を許すと、72分に追加点を許して万事休す。76分にブカヨ・サカが1点を返したものの、このまま1-2で敗戦。2試合合計1-3で大会から姿を消した。
これでアーセナルは、今シーズンも無冠が決定。2019年12月のミケル・アルテタ監督就任以来、直近3シーズンはプレミアリーグ優勝争いを演じるなど着実な成長を見せてきたが、未だ主要タイトルは2019-20シーズンのFAカップ優勝のみ。トロフィーに届かない日々が続いている。
そして『The Athletic』のジョーダン・キャンベル記者は、アーセナルについて以下のように指摘している。
「デクラン・ライスはこの試合前、アーセナルは主要タイトルに近づいており、一度タイトルを獲得すればさらに多くを獲得できると主張した。彼の言う通りだろう。だが、パリでの敗退後、このチームは未だその重荷を背負っている」
「懸念されるのは、過去3年間で何度もタイトルに迫ったことが最終的に精神的な負担となる可能性があること。アーセナルは3シーズン連続でプレミアリーグを2位で終える可能性がある。そして今季は、リーグカップに続き、カップ戦で2度も準決勝で敗れた」
「彼はヨーロッパ屈指の強豪であるのは確かだし、過去3年間もその地位を維持してきた。しかし5年連続で無冠に終わった今、同じグループの選手たちが再び立て直し、モチベーションを高めなければならなくなった」
そして「これほど優秀で安定したチームを一言で片付けるのは単純すぎる。しかし、アルテタの下で目覚ましい進歩を遂げてきたが、タイトルを手にするまではずっと“優勝候補”のままだろう。アルテタはタイミングが重要だと話した。確かに不運な要素もあったし、間違いなく強豪ではある。しかし、このレッテルをすぐには払拭できないだろう」と綴っている。





