現地時間3日、イングランド・プレミアリーグは第35節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルはホームのエミレーツスタジアムにボーンマスを迎えた。
前節、遠藤航の所属するリヴァプールがリーグ優勝を決めたことで、今季残りの目標がチャンピオンズリーグ制覇に絞られたアーセナル。それでもターンオーバーはせず、メリーノに代わってトーマスが中盤に起用され、右サイドバックにホワイトを起用した以外はPSGとのファーストレグと同じメンバーで臨んだ。
先にチャンスを作ったのはボーンマス。26分、ケルケスの左クロスをゴール前でフリーとなっていたエヴァニウソンが頭で合わせるが、この決定機をゴール上へと外してしまう。
アーセナルの反撃は31分。縦に仕掛けたマルティネッリの折り返しを、ゴール前のトロサールが頭で合わせる。しかし、これはGKケパが素晴らしい反応でキャッチした。
それでも34分、ウーデゴールのスルーパスに抜け出したライスがGKケパをかわしてネットを揺らし、アーセナルが先制する。
先制を許したボーンマスは前半終了間際の45分。GKラヤのパスをカットし、エヴァニウソンがループシュートを狙うもゴール上へと外れた。
アーセナルが1点をリードして迎えた後半、追いかけるボーンマスがセットプレーからチャンスを作る。67分、右サイドからのセメンヨのロングスローを、ゴール前のハイセンが頭で合わせる。これがゴール左へと吸い込まれ、ボーンマスが試合を振り出しに戻した。
さらに75分、左CKをニアサイドに走り込んだタヴァーニエが頭で逸らすと、ファーポストのエヴァニウソンが押し込みボーンマスが逆転に成功する。
逆転を許したアーセナルは86分、サカ、マルティネッリ、ホワイトを下げてヌワネリ、スターリング、ジンチェンコを投入。アディショナルタイムの6分間を含めて猛攻を仕掛けるが、ボーンマスも必死の守備でこれをしのぎ切り、アーセナル相手にシーズンダブルを達成した。
■試合結果
アーセナル 1-2 ボーンマス
■得点者
アーセナル:ライス(34分)
ボーンマス:ハイセン(67分)、エヴァニウソン(75分)




