アーセナルは、チャンピオンズリーグ（CL）準々決勝バイエルン・ミュンヘン戦で大きなアドバンテージを手にすることになった。
今季プレミアリーグで優勝争いを演じるなど、好調を維持するアーセナル。CLでも首位でグループステージを突破すると、ラウンド16ではポルトと激突。ファーストレグを0-1で落とした中、ホームでのセカンドレグを1-0で終え、PK戦4-2で準々決勝進出を決めている。
14年ぶりにCLベスト8に名を連ねたアーセナルは、15日に行われた組み合わせ抽選会でドイツ王者バイエルンとの対戦が決定した。そして本拠地エミレーツ・スタジアムでの一戦では、大きなアドバンテージを手にすることになりそうだ。
バイエルンは今季のCLグループステージのコペンハーゲン戦で、サポーターが花火を使用したことで欧州サッカー連盟（UEFA）から執行猶予付きの処分を受けていた。しかし、敵地で行われたラツィオとのラウンド16・ファーストレグ(0-1)で、再び一部サポーターが花火を使用。これらの行動により、バイエルンは1試合アウェイゲームでの無観客処分を言い渡され、これを受け入れたことを公式HPで発表している。そしてUEFA側は、エミレーツ・スタジアムでのファーストレグで、アーセナル側にスタジアム全体のチケット販売を許可したようだ。
『The Athletic』は、現時点でアーセナルがチケット販売をどうするかは決定していないものの、ミケル・アルテタ監督や選手が何度もファンやスタジアムの雰囲気に言及してきた過去から、3000人近く割り当てられる予定だったアウェイ席もすべてアーセナルサポーターに販売することになると予想。エミレーツ・スタジアムの収容人数は60704人とされているが、スタジアム全体が“グーナー”で埋め尽くされることになりそうだ。
CLの舞台でのバイエルン戦は、直近3試合すべて1-5と完敗を喫しているアーセナル。それでも今季のドイツ王者との大一番、4月9日のファーストレグでは熱狂的な後押しを受けることになりそうだ。
