現地時間31日、イングランド・プレミアリーグは第5節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルはホームのエミレーツ・スタジアムにアストン・ヴィラを迎えた。
開幕4試合を終えて、唯一の4連勝を達成し首位を走るアーセナル。実に18シーズンぶりとなるスタートダッシュを切ったアーセナルだが、まだまだ止まるわけにはいかない。2連敗と波に乗り切れないアストン・ヴィラを相手に、立ち上がりからアーセナルがペースを握る。
まずは10分、ウーデゴールの素早いリスタートに呼応したジェズスがエリア内右で浮き球をコントロールしてそのままシュート。しかし、これは角度を欠きGKマルティネスがはじいた。23分には左サイドを崩してシュート性の折り返しにサカが反応するも球速に対応できず押し込めない。
それでも迎えた30分、エリア内左に流れてボールを受けたジャカが折り返したボールがDFに当たってコースが変わり、GKマルティネスがたまらずはじいたボールを押し込んだのはガブリエウ・ジェズス。開幕から好調な新エースのゴールで、攻勢のアーセナルが先制する。
攻勢のアーセナルは前半終了間際にも決定機。ジャカの頭での落としをマルティネッリがボレーで捉えるも、GKマルティネスがかろうじて触って枠を外れた。
いいところなく前半を終えたアストン・ヴィラは後半、攻撃に人数をかけて反撃に出る。アーセナルも追加点を奪って楽になりたいところだが、後半は思うように決定機を作ることができない。64分には、ホワイトに代えて冨安が投入される。
迎えた72分、カウンターからベイリーのシュートはGKラムズデールがわずかに触ってゴール上へと外れる。ここでマッギンとブエンディーアを下げてドウグラス・ルイスとコウチーニョを投入すると、直後の左CKを入ったばかりのD・ルイスが直接狙う。GKラムズデールがカマラに抑え込まれたこともありそのままゴールに決まり、アストン・ヴィラが同点に追いつく。
追いつかれたアーセナルだが、今シーズンのアーセナルは一味違う。77分、ペナルティーエリア左でDF2人を引きつけたマルティネッリが逆サイドに展開すると、受けた冨安がエリア内右のサカに預ける。サカが折り返したボールがファーサイドに流れ、これをマルティネッリが押し込んでアーセナルがあっさりと勝ち越しに成功する。
追いついた直後に突き放され肩を落とすアストン・ヴィラを尻目に、ウーデゴール、サカ、ジェズスを下げたアーセナルはスミス・ロウ、エンケティア、ホールディングを投入。アディショナルタイムの5分間、集中した守備でアストン・ヴィラに追加点を許さず、ホームで開幕5連勝を飾った。
■試合結果
アーセナル 2-1 アストン・ヴィラ
■得点者
アーセナル：ジェズス（30分）、マルティネッリ（77分）
アストン・ヴィラ：D・ルイス（74分）
