アストン・ヴィラ対アーセナル戦の試合終了間際のVAR判定について、イギリス『スカイスポーツ』の解説者が痛烈に非難している。
9日に行われたプレミアリーグ第16節で、アストン・ヴィラとアーセナルが激突。好調同士による大一番は、開始7分にジョン・マッギンのゴールでアストン・ヴィラが先制に成功する。その後も激しい攻防が続いたが、最後までリードを守りきったアストン・ヴィラが1-0で勝利。クラブ史上初のリーグでのホームゲーム15連勝を達成した。
しかし、この試合の終盤の判定が物議を醸している。アーセナルは試合終了間際、ゴール前の混戦からカイ・ハヴァーツが押し込んで同点弾を決めたかに思われた。だが、直前にハヴァーツの手にボールが当たったとして、VARレビューの結果ハンドの判定でゴールは無効に。この判定にハヴァーツ自身も怒りを見せ、現地メディアでも大きな話題となった。
そして『スカイスポーツ』で解説を務めるジェレミー・レドナップ氏は、「くだらないルールだ。どうしてハンドなんだ? マティ・キャッシュに当たってリバウンドしているだけだろう。それが手に落ちた後、ネットに押し込んでいる。だが得点者がネットに押し込む直前に少しでも手に触れた場合、認められないルールがあるよね」とし、現行ルールを痛烈に非難している。
「我々はこういったルールのせいでいつも混乱している。一体どうして、あれがハンドと言えるんだ? だが、それが現時点のルールなんだ。しかし、選手のために役に立ち、より多くのゴールを決められる最高の舞台にするためには、誰かがゴールに目を向けなければいけないはずだ」
「最悪のルールだよ。本当に腕をかすめただけだった。仮に腕を突き出してそこにあたったとしたら、どう見てもハンドだと思う。それを認めるのは馬鹿げている。だが、(今日の試合では)アーセナルからゴールを取り上げた形となった」
なおアーセナルのミケル・アルテタ監督は、今回の判定について問われた際に「コメントしたくない」とし、複数回に渡って「明確で明白だ」と繰り返している。
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