Mikel Arteta Raul Sanllehi Edu Stan KroenkeGetty

アルテタがヴェンゲルのように補強権限を手に?アーセナル、幹部電撃退任で大きな体制変更

アーセナルは15日、フットボール部門のトップを務めてきたラウール・サンジェイ氏が退任することを発表した。

今季FAカップを制し、来季のヨーロッパリーグ出場権を獲得したアーセナル。しかし、新型コロナウイルス大流行によって財政的に大きなダメージを受けており、先日には従業員55名を解雇する予定であることを明かしていた。

そして15日、さらにサンジェイ氏がクラブを離れると発表。バルセロナから約2年半前にフロント入りすると、2018年夏前にフットボール部門の責任者に就任し、直近のアーセナルの舵取り役を担っていた。なお今後は、これまでマーケティング部門のトップを務めてきたヴィナイ・ヴェンカテシャム氏がクラブを導くことになると、合わせて発表されている。

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英紙『Times』によると、サンジェイ氏はこれまで年俸100万ポンド(約1億4000万円)を受け取っていたと伝えている。そして今回の電撃退任劇には、7月に非公式の執行役員に任命されていた企業弁護士のティム・ルイス氏の影響が大きいようだ。筆頭株主であるスタン・クロエンケ氏の会社クロンケ・スポーツ・エンタープライゼス(KSE)と関係の深い同氏は、今回の財政難を受けてクラブの体制を見直し、コストカットの一環としてサンジェイ氏の実質的な解雇を選択したという。

イギリス著名記者ヘンリー・ウィンター氏は、今回の退任劇について「アーセナルにとっては良い1日になりそうだ」とし、ティム・ルイス氏の影響が大きいと指摘。「彼はKSEに近いが、ファンのスラストレーションを理解して対応し、内部問題にも取り組むことで影響力を発揮する可能性がある」と予想した。

そして、新たなリーダーとなるヴェンカテシャム氏について「彼の影響力が増したことも良いニュースになる。尊敬を集めており、アーセナルのことを気にかけている。少し前にやり取りしたが、クラブに対する情熱が光った。明らかに正しいことをする人物」と好意的に捉えている。

また、アーセナルの移籍市場の動きに関しても大きな変化が見られるかもしれない。ウィンター氏は今後、ミケル・アルテタ監督と昨年スポーツディレクターに就任したエドゥ氏が移籍活動を主導していくだろうと分析した。

「代理人主導になりすぎていたアーセナルの戦略はよく知られていた。アルテタは自分の欲しい選手を理解しており、エドゥはそれを促進するために共に働くことができる。アルテタがカギを握る。クラブは彼の判断を信頼すべきだ」

なお『Times』は、アルテタ監督が、1996年から22年間クラブを率いて現在の礎を築いたアーセン・ヴェンゲル氏のように移籍の最終決定権を与えられるとも伝えている。

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