Mikel Arteta Arsenal 2023-24Getty

物議を醸す試合数増加に対処するには?アーセナル指揮官が提言「交代枠を5人から10人へ」

アーセナルのミケル・アルテタ監督は、トップチームの試合数の増加について語った。

今季は7シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)を戦うアーセナル。これにプレミアリーグに加え、リーグカップとFAカップも戦うこととなっており、またイングランドは伝統的にウィンターブレイクを取らないため、非常に厳しいスケジュールが続いている。

さらにプレミアリーグでは先日、第18節チェルシー対ウォルヴァーハンプトンの一戦がクリスマスイブ開催に変更された。同リーグでは、1995年以来初めてクリスマスイブに試合が行われることになる。昨年には11月のワールドカップ開催、2025年からは32チーム制でスタートするクラブ・ワールドカップなど、近年のサッカー界は試合数の増加による選手への負荷が大きく懸念されている。

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督や現役選手からも批判の声が上がり続ける中、アルテタ監督は選手を守る必要があると主張。そして、会見で以下のように指摘した。

「我々はもっと多くの選手が必要になる。選手たちにはある程度のエネルギーがあるが、バッテリーは限られているし、いつかは切れてしまう。将来的にはもっと多くの選手が必要だ。適応していかなければならない」

「試合数が増え、プレー時間も長くなり、(求められる)フィジカルの基準や競争力も増加すると、交代選手は5人ではなく10人にしなければならない。今では5枚の交代枠は当たり前になってきたが、3人から増やすために大きな戦いがあった。5人の交代枠なしのでワールドカップは想像できない。非常に難しいだろう」

「もしカレンダーが延びていくならば、クオリティを落とさないためにアイディアが必要になる。それを実現する唯一の方法は、起用できる選手と選択肢の増加だ」

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