マンチェスター・ユナイテッドのFWアレハンドロ・ガルナチョの代理人は、ガルナチョがアルゼンチン代表を選んだ理由としてスペインサッカー連盟に問題があったと批判した。アルゼンチン『Ole』が伝えた。
現在18歳のガルナチョは、スペインのマドリード出身でアトレティコ・マドリーのカンテラを経て、2020年にマンチェスター・Uのユースチームに移籍。昨季にトップチームデビューを果たすと、今季は出場機会を増やして、ここまでリーグ戦16試合3得点の活躍を見せ、今後が期待される若手として注目されている。
そんなガルナチョは、スペイン出身ながら母親がアルゼンチン人であることからスペインとアルゼンチンの国籍を持つ。そのためどちらの代表も選ぶ権利があるのだが、2021年にU-18スペイン代表でプレーしながらも、翌年からU-20アルゼンチン代表でプレーするようになり、最終的にアルゼンチン代表を選ぶことになった。
その理由としてガルナチョの代理人であるエンリケ・デ・ルーカス氏は、スペインサッカー連盟の「非常に悪いマネジメント」にあると批判。アルゼンチンを選んだことは「祝福」だと語った。
「スペインにとってクローズドな問題で隠しようがないと思う。スペイン連盟の非常に悪いマネジメントだよ。誰かは分からないし、推測はできるが、非常に悪いマネジメント、非常に悪い政治だ。正直に言うよ。二重国籍の選手を失う可能性があるケースは、ガルナチョだけではないと思う。彼は本当にそれを感じているからこそ、アルゼンチンに行くことを決意した。彼にとってそれはまったくトラウマになっていないし、むしろその逆だよ。想像してみてほしい。アルゼンチンのようなチームでプレーできること、彼の母方の家族、祖父母のこと、彼は小さい頃からそれらを感じてきたのだから、彼にとってそれは問題ではなく、これは祝福だ」
ヤングスター候補としても一躍名前が上がるようになったガルナチョ。今後、アルゼンチン代表でどんな結果を残していくのか注目だ。


