コパ・アメリカ準決勝が6日に行われ、アルゼンチン代表とコロンビア代表が対戦した。
アルゼンチンはリオネル・メッシ、ラウタロ・マルティネス、ニコラス・ゴンサレスの3トップ。中盤にはギド・ロドリゲス、ジオヴァニ・ロ・チェルソ、ロドリゴ・デ・パウルが入った。
4分、メッシのチャンスメイクからクロスをラウタロが頭で合わせる。しかし、惜しくもゴール左へ逸れた。それでもアルゼンチンがあっさりと先制する。7分、ロ・チェルソが縦パスをメッシに通すと、落としをラウタロが右足で流し込み、先制点を奪う。直後にコロンビアにもチャンス。左サイドからのクロスをフアン・クアドラードが合わせるも、GKエミリアーノ・マルティネスが足でしのいだ。
37分にはウィルマル・バリオスのミドルシュートが相手選手に当たりながらゴールへ向かうも、右ポストに嫌われる。直後のコーナーキックではジェリー・ミナが頭で狙うも、バーに弾かれた。
44分にはメッシのコーナーにゴンサレスが合わせるも、GKダビド・オスピナの正面を突く。南米特有の激しい球際での攻防が続き、前半はアルゼンチンが1点リードで折り返す。
コロンビアは後半から3枚替え。フランク・ファブラ、ハビエル・チャラ、エドウィン・カルドナを投入する。さらにドゥバン・サパタに代えてミゲル・ボルハを投入。すると60分、コロンビアが同点に追いつく。長いボールに抜け出したルイス・ディアスが角度のないところから右足つま先で浮かせて決め、1-1と振り出しに戻す。
追いつかれたアルゼンチンはゴンサレスに代え、アンヘル・ディ・マリアを入れると、攻撃に動きが出始める。73分にはアルゼンチンに決定機。ディ・マリアが抜け出しGKをかわしてラウタロにラストパス。しかし、GKのいないゴールに放ったシュートはDFにブロックされ、勝ち越し点は生まれない。
81分にはディ・マリアの狭いところを通したパスを受けたメッシが角度のないところから左足を振り抜く。しかし、これは左ポストに嫌われ、こぼれ球も押し込めない。
結局1-1のまま90分間を終え、PK戦へ。ともに2人目のダビンソン・サンチェス、デ・パウルが失敗。さらにマルティネスは3人目のミナのキックも見事にストップ。アルゼンチンが3-2でPK戦を制し、2大会ぶりの決勝へ。ここ7大会で5度目の決勝となり、ブラジルと優勝を争う。
■試合結果
アルゼンチン 1-1（PK3-2） コロンビア
■得点者
アルゼンチン：ラウタロ・マルティネス（7分）
コロンビア：ルイス・ディアス（60分）
