Ronald AraujoGetty Images Sport

アラウホにバルセロナ退団の可能性…1月に契約延長も今夏違約金が1600億円から110億円までダウン

バルセロナDFロナルド・アラウホが今夏に同クラブを退団する可能性が浮上している。スペイン『マルカ』が報じた。

アラウホは今年1月、バルセロナと2026年まで結んでいた契約を2031年まで延長。バルセロナは冬の移籍市場で、同選手の獲得を狙っていたユヴェントスから移籍金3500万ユーロを提示されたことを受け、新契約を締結したとみられている。

しかしこの新契約によって、アラウホのバルセロナでの未来が約束されたわけではなかった(そもそもユヴェントスのオファーが事実であったとしたら、選手側が移籍を了承していたことを意味するはず)。アラウホとバルセロナの契約解除金は10億ユーロ(1600億円)に設定されているが、『マルカ』や『ムンド・デポルティボ』は契約延長当時、その額が7月の最初の10日間だけ7000万ユーロ(110億円)まで引き下げられることを報じていた。そしてその期間に、アラウホが実際に移籍する可能性が、ここに来て現実味を帯びつつある。

ハンジ・フリック監督率いる今季のバルセロナで、センターバックのレギュラーを務めているのはDFパウ・クバルシ、DFイニゴ・マルティネスで、アラウホは3番手に甘んじている状況。加えて、昨季のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝PSG戦に続き、今季のCL準決勝インテル戦でも敗退に直結する失点に関与したと指摘される同選手は、現在一部サポーターから批判が殺到しており、『インスタグラム』ではコメントの書き込みを制限している。

その一方でバルセロナは、今季限りでレヴァークーゼンとの契約が切れるDFヨナタン・ターの獲得を検討していることが報じられている。またラ・リーガのサラリーキャップに苦しむ同クラブにとって、アラウホの7000万ユーロでの売却収入は、大きな助けとなりそうだ。

つまり現状では、選手にもクラブにも退団・放出に傾く理由が少なからず存在している。果たしてアラウホとバルセロナは今夏、どのような動きを見せるのだろうか。

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