ao-tanaka(C)Getty Images

2戦連発の田中碧が“完璧ではない”理由を現地メディア分析。守備の拙さ指摘

リーズ・ユナイテッドの日本代表MF田中碧について『アスレティック』で特集が組まれている。

昨季プレミアリーグ昇格に貢献した田中碧。今季は一時定位置を失う期間もありながら徐々に調子を上げて再びスタメンに定着。12月の2試合ではチェルシー戦(3-1)、リヴァプール戦(3-3)で連続してゴールを挙げる活躍を見せ、チャントを歌われるなどサポーターのお気に入りとなっている。

『アスレティック』では田中のプログレッシブパス(10ヤード以上前方へのパス、またはペナルティエリア内でのパス成功)がチーム内トップ(90分あたり平均4.75本)であることを評価した一方で、「ボールを持っていない時の田中には明らかな弱点がある。タックル成功率はわずか29.4%」と指摘する。

さらに、リヴァプール戦では劇的なドローに終わりながら、ダニエル・ファルケ監督は3失点目の際にテクニカルエリアで激怒していたという。記者会見のコメントを以下のように引用している。

「球際では、以前は5-3-2、その後は4-5-1で、我々は決して中央から出ることはなかったが、82分、2-2の時に我々は中央から出て、パスの隙間を開けてしまった。リヴァプールはワールドクラスのチームで、2本のパスでライン間の選手を見つけ、そこから最後のスルーパスを出すことができた。あの瞬間に我々が冷静さを失ってしまったことに腹が立った」

田中がポジションを前に出したことでパスコースが空き、ライアン・フラーフェンベルフが受けることができたとして守備のまずさを分析した。最後に同メディアはこのように締めくくっている。

「田中は、ファルケ監督が繰り返し述べているように、チームの他の選手と同様に完璧ではない。しかし、エランド・ロードの観客にとっては、彼にはお守りのような魅力がある。彼は、絶対に外せない存在でありながら、スタックとロングスタッフという異なるスキルセットを持つ選手たちと、必要なローテーションを組む準備もできているという、奇妙な二面性を持っているように見える」

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