リーズ・ユナイテッドのダニエル・ファルケ監督はMF田中碧が涙を流していた理由を説明した。『ヨークシャー・イブニングポスト』が伝えている。
英2部チャンピオンシップで熾烈な昇格争いを繰り広げるリーズ。しかし、ここ3試合はドローに終わり、3位に順位を下げた中で8日のミドルスブラ戦を迎えた。試合は田中のゴールがオフサイドで取り消される不運などもありながら、開始早々のダニエル・ジェームズのゴールを守りきり、リーズが1-0と勝利している。
リーズにとっては4試合ぶりの白星。ここ3試合勝ちきれない戦いが続き、リーズサポ―ターからも低調なパフォーマンスにチームと監督への不満が噴出するときもあったようだ。それだけに、ミドルスブラ戦後には田中は涙を流していたようで、ファルケ監督はチーム全体に批判があったことを認めつつ、このように説明した。
「アオはイングランドサッカー1年目だ。彼のような若い選手に対して、批判が少しでもあったのは、彼のキャリアで初めてのことだ。私は経験豊富だから耐えられる。でも彼は若者で、なぜサポーターが我々に向かって叫んでいるのかよく理解できず、ロッカールームで泣いていた。どうしたのかと尋ねると、彼は『とても空虚で疲れている』と言った。我々は時々、彼らがロボットではなく人間だということを忘れてしまうんだ」
一方で、サポーターの不満についても理解を示し、「彼らを責めるつもりはない。我々には国内最高のサポーターがいる。彼らは個人的にそう思っているわけではないし、失望は外に出さなければならない」と話した。
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