レッドブル・ザルツブルクは、シュトゥットガルトに所属する元U-23日本代表DFチェイス・アンリの獲得に動くのだろうか。クラブのトーマス・レッチュ監督とスポーツディレクターのルーヴェン・シュレーダーが、それぞれ同選手について言及している。
21歳のチェイスは昨季、シュトゥットガルトのトップチームでデビューし、チャンピオンズリーグ5試合を含む公式戦20試合に出場。しかしながら、後半戦はセカンドチームでの起用が続き、3月以降は内転筋の負傷により戦列を離れていた。
それでも今夏、ザルツブルクはチェイスの獲得に乗り出したが、その負傷の影響もあり、取引は見送られた模様。一方で、オーストリア『Laola1』によれば、30日にチェイスが本拠地レッドブル・アレーナを訪れたという。これについて問われたレッチュ監督は、「彼はザルツブルクでバカンスを過ごしているのかい? 知らなかったよ」とかわしつつ、次のように語った。
「彼はもちろんエキサイティングなプレーヤーだ。でも(元ザルツブルクで現アル・ナスル所属の)サディオ・マネも、ザルツブルクからそう遠くないザールフェルデンにいる。ザルツブルクに来ている選手が、我々の選手になるとは限らない」
一方で、シュレーダーSDはより具体的なコメント。センターバックの補強について、「我々が近いうちに動こうとしているのは秘密でもなんでもない。ただし、チェイス・アンリはまだ完治していない」とした上で、「我々はこの件について、落ち着いて見極めていくつもりだ」と語り、関心を認めつつも、選手のコンディション次第であることを示唆した。




