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アンチェロッティ、ヴィニシウスが後半から輝きを増す理由を説明「彼はドリブル突破を決して止めない。だから相手が疲れ切ってしまう」

レアル・マドリーは2日にラ・リーガ第17節延期分、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのバレンシア戦を2-0で制した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、チームの後半のパフォーマンスに満足感を表している。

前半をスコアレスで終えたマドリーは、後半の50分過ぎにMFマルコ・アセンシオがミドルシュート、FWヴィニシウスが最終ライン突破からゴール。2点のリードを守り切って2試合ぶりの勝利を飾り、首位バルセロナを勝ち点5差で追走している。

アンチェロッティ監督は試合後、次のような感想を述べている。

「後半の方がよりエネルギッシュにプレーできる。ヴィニ(シウス)は前半こそ苦しんでいるが、後半になるとその類い稀なフィジカルで違いを生み出せる」

「現在のチームはソリッドだ。今みたいなプレーを見せられるならば、優位に試合を進められる。3試合連続で無失点を保ったが、それは本当に大切なことなんだよ」

DFフェルラン・メンディを負傷で欠く状況で、アンチェロッティ監督はMFエドゥアルド・カマヴィンガを左サイドバックで起用。手応えをつかんでいるようだ。

「彼はあのポジションでほとんどプレーしてこなかったが、相手陣地で危険を生み出せる。守備の仕事もよくやっているね」

「彼は(左サイドバックでのプレーを)嫌っている。しかし私たちは好いているよ」

またヴィニシウスが後半から輝く理由についても、より深く説明している。

「彼のフィジカルのレベルは感動的だ。前半は苦しんでいるが、後半になると相手の背後をもっと突けるようになり、そこで違いを生み出せる。彼が突破を試みることを止めないから、相手のサイドバックは最後には疲れ切ってしまうわけだ」

「(ヴィニシウスへのファウルで一発退場となった)パウリスタはいつも正しいプレーを見せる選手だ。あの退場は無力感を覚えたためだった」

この試合ではアセンシオを先発、ロドリゴをベンチスタートとしたアンチェロッティ監督だが、先発とベンチで優劣はつけていないことを強調した。

「選手を代えるとしても、その選手が悪いプレーを見せているわけではない。ロドリゴを最初から使わないことがあるのは、ベンチに異なる選択肢がほしいからだ」

「私たちは昨季、ベンチからチャンピオンズリーグ優勝を果たした。彼を先発で起用しないのは彼が先発に値しないからではなく、ベンチから決定的な存在になれるからなんだ」

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