Andre-Onana(C)Getty Images

オナナ、アフリカ杯でセーブ率まさかの「0」…GL最終戦の先発外に会長エトーとの確執が原因と報道も。カメルーンは今大会初勝利で決勝Tへ

カメルーン代表GKアンドレ・オナナが、アフリカネイションズカップ(AFCON)で苦しい時期を過ごしている。

昨夏マンチェスター・ユナイテッドに加入し、ここまでの公式戦全30試合に出場しているオナナ。15日にはAFCONでギニア代表(1-1)とのグループステージ初戦を控えていたものの、前日に行われたプレミアリーグ第21節 トッテナム戦出場を決行。開幕戦を欠場し物議を醸していた。

20日の第2節 セネガル代表戦でオナナは先発出場を果たしたものの、チームは1-3の敗戦。さらに、同GKのセーブ率はまさかの「0」を記録し、パフォーマンスに疑問符が付けられることに。

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そして迎えたガンビア代表との最終節。グループステージ突破が危ぶまれる中、オナナは先発外に。リゴベール・ソング監督は、ギニア戦で出場していたフランス3部リーグのニームに所属し、オナナのいとこでもあるGKファブリス・オンドアの起用を決断。試合は2-2で迎えた90+1分にクリストファー・ウーが決勝点を決めてカメルーンが勝利し、決勝トーナメントへの切符を掴んでいる。

オナナはベンチから選手たちを懸命に鼓舞する姿が捉えられる中、『I News』がカメルーンサッカー連盟会長を務めるサミュエル・エトー氏との確執により、オナナがガンビア戦の先発から外されたと報道。2人は以前から不仲が噂されており、2022年のカタールW杯での代表途中離脱&引退発表もエトー会長が原因だと伝えられていた。

今年の8月に復帰を果たしたオナナだったが、エトー会長はその後も代表から外したがっていたという。世間の圧力に屈した形での招集となっているようだ。

ノックアウトステージに進出したカメルーン。しかし、オナナにとっては守護神の座が危ぶまれることに。今後の動向に注目が集まっている。

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