19日のラ・リーガ第5節、レアル・マドリーは敵地メスタージャでのバレンシア戦に2-1で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、チームの決してあきらめない心を称賛している。
勝ち点10で首位に並んでいたバレンシアとの頂上対決に臨んだレアル・マドリーは、66分にウーゴ・ドゥロの先制点を許す厳しい展開を強いられた。が、90分近くにFWカリム・ベンゼマのアシストからFWヴィニシウス・ジュニオールのゴール、ヴィニシウスのアシストからベンゼマのゴールと立て続けにネットを揺らして逆転勝利。勝ち点を13として単独首位に立った。
アンチェロッティ監督は試合後、次のような感想を述べている。
「私は戦えるチームを擁している。プレーが良くても悪くても、このチームは争うことができるんだ。今日はそんな感触を得ることができたね」
「前半は良いプレーを見せられなかった。カウンターは良かったが、しかし後方に閉じこもることになったんだ。後ろに下がればゴールを決められてしまう。後半はより良いプレーを見せられ、よりフレッシュでいられた。バレンシアはとても良いね。良い流れで来ていたし……、一方の私たちは試合序盤にチャンピオンズを戦っていたことを痛感してしまった」
アンチェロッティ監督はビハインドを負った後にカマヴィンガ、イスコ、ヨヴィッチ、ロドリゴを投入して試合の流れを変えた。
「選手交代は難しい。思考はどんどんと変化していくものだからね。途中出場の選手たちはよくやってくれたよ。イスコ、カマヴィンガ、ヨヴィッチ、ロドリゴは試合のダイナミズムを変化させた。交代枠が5つあるのは良いことだ。このチームのクオリティーは素晴らしいからね」
「ただ、私たちはクオリティーで勝ったわけではない。そうではなく、決して屈しないチーム精神で勝ったんだ。私たちは最後までプレーし続けた」
「このチームには若手が多い。スペクタクルなプレーを見せていないと、まず私から言わせてもらいたい。私たちはボールを保持していないときに、もっとアグレッシブにならなくてはいけない」




