レアル・マドリードは5日にラ・リーガ第20節、敵地ソン・モッシュでのマジョルカ戦に臨み、0-1で試合を落とした。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、チームが少なくとも引き分けに値したとの見解を示している。
マジョルカの堅守を前に苦戦したマドリーは、10分過ぎにDFナチョ・フェルナンデスのオウンゴールで失点。後半にはFWヴィニシウス・ジュニオールがGKプレドラグ・ライコビッチに倒されてPKを獲得したものの、キッカーのFWマルコ・アセンシオのシュートはマジョルカ守護神に止められて同点に追いつけず。結局、1点ビハインドのまま終了を迎えた。
アンチェロッティ監督は試合後、次のような感想を述べている。
「ああ、手痛い敗戦だ。予想していたような試合ではあったが、相手が早い時間帯にゴールを決めたことで難しい展開になってしまったね。私たちは引き分けに値したし、最後まであきらめずプレーした。PKを失敗し、ほぼないも同然のスペースでチャンスをつくり……私たちは戦っていたよ」
アンチェロッティ監督はその一方で、マジョルカの選手たちと何度もやり合い、観客からブーイングを浴びせられ続けたヴィニシウスについても言及。同指揮官もチームメートも、マドリーの面々はヴィニシウスが動揺しないよう注意を払いながら試合に取り組んでいた。
「今起こっているすべてのことについて、ヴィニシウスに非はない。彼が求めているのはフットボールをプレーすることだけだ。しかし、そんな彼のことをそそのかすような環境がつくり上げられている。ライバルたちは彼を圧迫して、ファウルで止めてくる……。私たちは今日の試合で、彼の身に何が起こったのかを振り返らなくてはいけない」
「ファウルについては少し分析する必要がある。今日、審判はファウルが繰り返されていたことを忘れていた。ファウルが繰り返され、繰り返され、繰り返されれば、それはイエローカードとなる。今日の前半、私たちは2枚のイエローカードを受けたが、マジョルカはゼロだった」




