ancelotti viniciusGetty Images

ヴィニシウスと口論したアンチェロッティ「不要なボールロストはするなと言ったら反論された。彼は多くの喜びと少しの苛立ちを与えてくれる」

19日のラ・リーガ第2節、レアル・マドリーは敵地パワー・ホース・スタジアムでのアルメリア戦に3-1で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、自チームの逆転勝利に満足感を表している。

キックオフからわずか3分後に、自クラブの下部組織出身選手MFセルヒオ・アリバスの得点を許したレアル・マドリー。だが開幕節アスレティック・ビルバオ戦(2-0)でもゴールを決めていたMFジュード・ベリンガムが19分、60分と立て続けにネットを揺らしてスコアをひっくり返すと、73分にベリンガムのパスからFWヴィニシウス・ジュニオールが3点目を記録した。

アンチェロッティ監督は試合後、次のような感想を述べている。

「アルメリアが最初に仕掛けた速攻に驚いてしまった。もっとうまく守れたか? ああ。しかし完璧なカウンターで、点につながってしまった。彼らはクオリティーがあるチームだ」

「しかし、それでも私たちは冷静さを失わず、機動性を保ち続けた。ヴィニシウス、ロドリゴ、ベリンガムがポジションを固めないで動き回り、相手を困惑させていたよ」

またベリンガムがレアル・マドリー、ひいてはラ・リーガにいきなり適応した理由を問われると、こう返している。

「その成熟ぶりやパーソナリティーによってだろう。ドイツにいた経験も役立っているはずだ。彼はラ・リーガや私たちのスタイルにはまっている。良い調子だよ」

ベリンガムをトップ下とする4-3-1-2を今後も使用し続けるのだろうか。

「絶対に使っていくというわけじゃない。ルーカス・バスケスとカマヴィンガが入ったときには4枚で2列をつくったし、下り目のブロックで快適にプレーできていた。攻撃面で言うと、中盤ダイヤモンドではサイドのパフォーマンスをうまく管理することができない。だが機動性のあるプレーを見せることはできるね」

アンチェロッティ監督はアスレティック戦でベンチスタートだったMFトニ・クロースを今回は先発させ、その一方でMFルカ・モドリッチを再びベンチに置いている。

「クロースはボールを持ったときに素晴らしいプレーを見せた。途中出場のルカもうまくボールを扱って時間を管理してくれたよ。彼らの重要さは変わらないが、出場時間は減るかもしれない」

アンチェロッティ監督はこの試合中、ヴィニシウスと少し口論のようなやり取りをしていた。

「不必要な形でボールを失ったことに不満を言った。それに彼が反論し、私からはノーだと、ボールを失うべきではないと返した。彼からその天才性を奪いたくはないが、ときにリスクを冒すことがあり、それが私を少しイラつかせる。その一方で、彼のプレーから喜びだって享受しているがね」

「バランス的には、彼のプレーからたくさんの喜びを享受し、少しだけイラつくこともある、という感じだ」

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