Ancelotti Real MadridGetty Images

アンチェロッティ、ヴィニシウスの限界がどこかを問われて…「感動的なクオリティーの持ち主。シュートも冷静に打てている」

12日のラ・リーガ第4節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのセルタ戦に5-2で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、またも脅威的な活躍を披露したFWヴィニシウス・ジュニオールを称賛している。

レアル・マドリーにとってはFWカリム・ベンゼマがハットトリックを達成した試合でもあるが、ヴィニシウスの存在感はあまりに際立っていた。ブラジル代表FWは幾度も鋭いドリブルを見せてセルタ守備陣を切り裂き、ベンゼマがハットを達成するPKを誘発したほか、マドリーでの自己記録を更新するシーズン4点目も記録。ベンゼマのスルーパスからペナルティーエリアに侵入して打ったシュートは、タイミングも精度も申し分なかった。これまで弱点と指摘され続けてきた決定力不足は、ようやく解消されたのかもしれない。

アンチェロッティ監督は試合後、そんなヴィニシウスについて次のように評している。

以下に続く

「とても良いプレーを見せているし、本当に効果的だ。とても高いレベルにある選手だよ」

「ヴィニシウスの限界がどこにあるか? 彼は感動的なクオリティーを持った選手で、今季はとても良くやっている。今後も今のようなプレーをし続ければいい。今は自信があるようだし、ゴール前でも冷静でいられているね」

その一方でチーム全体のパフォーマンスについては、前半に2失点を喫するなどした守備面の脆弱さについて言及した。

「攻撃のクオリティーは示したものの、守備面を改善していかなくてはならない。アラバとメンディーはいなかったが、しかし守備をもっと助けなくてはならない」

「ベンゼマ、モドリッチ、アザール、ヴィニシウス、ミゲル・グティエレスと、私たちは攻撃面で凄まじいクオリティーを示した。明確でなかったのは守備組織だ。いずれにしても、チームは後半を素晴らしいものとしている」

1年半ぶりにベルナベウでの試合に臨んだレアル・マドリー。全面改装の工事を行っている最中の同スタジアムは、最近急ピッチで芝生を敷いたが、アンチェロッティ監督はプレー可能な状態であることに驚きを隠せなかった。

「15日前にもベルナベウにいたが、その状態に驚いたものだ。今日、試合をするのは不可能なように思えたよ。これから世界最高のスタジアムができあがるのだろうね。今日の雰囲気は素晴らしかったし、私にとってこのスタジアムはいつだって特別なものだ」

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