13日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、レアル・マドリーはアウェーでのRBライプツィヒ戦に1-0で先勝した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、チームが苦戦したことを認めている。
ライプツィヒに攻められる時間も多かったマドリーは、後半の立ち上がりにMFブラヒム・ディアスが個人技からゴールを決めて先制。その後GKアンドリー・ルニンが好守を連発して、1点リードを守り切る形で白星を飾っている。
アンチェロッティ監督は試合後、次のような感想を述べた。
「まあ、確かに苦労はしたね。このスタジアムはそういうところだ。とりわけ前半と後半の立ち上がりは、すべてのチームが苦労を強いられている。私たちはもっと良いパフォーマンスを見せられたかもしれないが、しかしポジティブな面も多かったよ」
「多くの怪我人を抱えているにもかかわらず後衛はソリッドだった。センターバックのコンビ(MFオーレリアン・チュアメニ&DFナチョ)はとても良かったし、中盤も素晴らしく、トランジションの攻撃で危険な場面をつくり出していた。リードを広げることもできたかもしれないが、しかし誠実に言わせてもらえば、追いつかれていた可能性だってあるね」
アンチェロッティ監督はその一方で、空中戦、飛び出し、セーブと驚異的な安定感を見せたルニンを称賛している。
「彼の最高の試合だったと思う。彼は成長を続けているGKだ。これまでは出場時間を手にできていなかったものの、レギュラーとしてプレーすることで自信を得ているね」
ゴラッソを決めたブラヒムについては、ルニン同様に自信を手にしているとの見解を示した。
「ミランから戻ってきた彼はより力強い選手となっていた。復帰直後こそ出場時間が少なかったが、それでも出場すればいつもチームに貢献してくれていたね。そして現在の彼は、自分が見せているプレーに大きな自信を持っている。今日は信じられないようなゴールを決めて、いつも通りチームに貢献してくれた」
この試合では、本職ボランチのチュアメニがセンターバックとして活躍。選手本人はセンターバックとしてのプレーすることを嫌っているようだが、アンチェロッティ監督は今後も同ポジションで起用する可能性を模索している。
「彼には緊急事態だからと言って納得してもらった。そのほかにも説得できる方法を探さないと……(笑)。しかし、緊急事態ならば良い感じでプレーできるようだ。ならば緊急事態ではなくなったとき、何て言うのか見てみようじゃないか(笑)」
