11日のラ・リーガ第13節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのバレンシア戦で5-1の大勝を収めた。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、FWヴィニシウス・ジュニオールとFWロドリゴの活躍に満足感を表している。
肩の脱臼によってMFジュード・ベリンガムが欠場したマドリーだが、3分にDFダニ・カルバハルが先制点を記録すると、その後ヴィニシウスとロドリゴが2得点ずつをマーク。終盤にFWウーゴ・ドゥロに1点を返されたが、4点リードで試合終了を迎えてラ・リーガ2試合ぶりの勝利を収めている。
今季序盤に勢いに乗れなかったブラジル人コンビだが、この試合でヴィニシウスが公式戦6得点(ラ・リーガ4得点)、ロドリゴが公式戦5得点(ラ・リーガ3得点)と、数字を伸ばし始めた。試合後会見に出席したアンチェロッティ監督は、「戻ってきた」と2人の復調を宣言している
「彼らは最高のレベルに戻ったよ。そのクオリティーを示すために必要としていたのは時間だけだったんだ。ここ2試合、彼らはとても良いプレーを見せている。うまく連係し、スペースを見つけ……。もう、こう言うことができるだろう。彼らは戻ってきたんだとね」
アンチェロッティ監督はまた、ボール奪取とそれを敵陣に持ち込むプレーで強烈な存在感を示したMFエドゥアルド・カマヴィンガについても言及している。
「カマヴィンガはどのポジションで起用しても良いプレーを見せる。ここ2試合では、ボランチとして素晴らしいレベルを示してくれたね」
試合中、アンチェロッティ監督がヴィニシウスやMFブラヒム・ディアスと会話を交わす場面があったが、どんなやり取りをしていたのだろうか。
「ヴィニシウスはもっとプレーしたいと私に言ってきた。ブラヒムについては、ヒールを使わないでくれと私から言わせてもらった。好きになれないんだよ」
ブラヒム、またGKアンドリー・ルニンは、これまでアンチェロッティ監督に出場機会を与えられてこなかったが、ピッチに立てば見事な活躍を疲労している。
「私がルニンに対して不公平だったのかは分からない。このレベルの陣容を指揮すると、ときに不公平にもならなければならない。今日はモドリッチを先発で起用することだってできただろう」
「これが私の仕事ということだ。選ぶというのは、ときに簡単ではないんだよ」
その一方で、マドリーと勝ち点2差で首位に立つジローナが優勝争いを演じるか問われたアンチェロッティ監督は、次のように返答した。
「ジローナはとても素晴らしいことを成し遂げている。私たちを上回る形でね。彼らは欧州カップ戦に参加していないし、ラ・リーガを争うことができるだろう」




