レアル・マドリーは14日にチャンピオンズリーグ・グループF第2節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのRBライプツィヒ戦に臨み、2-0の勝利を収めた。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、自チームが「インテリジェンス」のあるパフォーマンスによって、勝ち点3を獲得したとの見解を示している。
RBライプツィヒを相手に苦戦を強いられたマドリーだったが、80分過ぎにMFフェデ・バルベルデ、途中出場のMFマルコ・アセンシオがゴールを決めて勝利。シーズン開幕からの連勝記録を8に伸ばしている。
アンチェロッティ監督は試合後、次のような感想を述べた。
「ファンアスティックな試合ではなかったが、しかし私たちは彼らのカウンターを防ぎたかった。だから、そこまでラインを上げず、ハイプレスも仕掛けなかったんだ。彼らが私たちの背後を取ったのは2回だけで、全体的にはこちらがコントロールしていた。私たちは試合に勝ちたかったし、守備の意識がとても重要だったんだよ」
「そして彼らのエネルギーがなくなり始めたとき、私たちはもっと押し込んでいった。チームは勝利に値したよ。選手たちに対して、現段階でファンタスティックな試合をするよう求めることはない。それよりも試合に勝つためのインテリジェンスを発揮してほしいんだ」
アンチェロッティ監督はまた、前試合マジョルカ戦に続きゴールを決めたMFフェデ・バルベルデについても言及。同選手のシュート、得点力には非凡なものがあることを強調した。
「昨季、バルベルデが1点しか決めていないのは奇妙だった。彼に言っていたんだ。君の足には石が付いていて凄まじいシュートを放てる。1シーズンで最低10ゴールを決めなければ、私は監督ライセンスを破らなければならない、とね。左足でシュートを決めているが、それは自信を手にしていることの表れだ」
「バルベルデが彼のポジションで世界最高か? 世界最高になるためには、もう少し待ってやらないとね」
アンチェロッティ監督はバルベルデのほか、この試合でもボール奪取などで存在感を発揮したMFオーレリアン・チュアメニ、一方スタメンで存在感が薄かったMFエドゥアルド・カマヴィンガについても触れている。
「チュアメニの素晴らしいところ? とても賢い。以上だ(笑)」
「ボールを使ったプレーはまだ改善してなくてはならないが、あのインテリジェンスがあればマドリーのようなチームでもプレーできる。彼はもっと学びたいと思っているし、そのために多くの質問をしてくる。もっと良くなるはずだし、もっとクオリティーを上げてくるはずだ」
「カマヴィンガは試合が壊れたとき、彼のエネルギーを強調することができる。しかしチームがコンパクトにまとまっているときには苦労を強いられているし、そこは学ばなくてはならない。試合が戦術レベルでコントロールされている時間帯には、もっと良いポジショニングを取らなければいけない」
前試合マジョルカ戦、起用されず激怒したアセンシオについて「彼の怒りに同意するよ。プレーしたいという気持ちはポジティブだ」と話していたアンチェロッティ監督。この試合では後半途中から背番号11を起用したが、同選手はチームの2点目を決める活躍を披露して、観客からのブーイングを喝采に変えている。
「彼は勝利のために決定的な存在だった。この前の彼のリアクションはとても良いものだったと、私は言っていたじゃないか。今日は良いプレーを見せてくれたね」




