25日のラ・リーガ第26節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのセビージャ戦に1-0で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、チームのパフォーマンスに満足感を表している。
MFジュード・ベリンガムらに続いてFWホセルも負傷し、前線でターゲットとなれる選手を欠いたマドリーは、セビージャが敷く5バックを前に苦戦。それでも81分、途中出場のMFルカ・モドリッチが強烈なミドルシュートを決め、勝ち点3を獲得している。
試合後会見に出席したアンチェロッティ監督は、次のような感想を述べている。
「クオリティーと均衡がある素晴らしい試合だった。ベリンガムやホセルなどがいないことで、攻撃が見え透いたものになったことは否めない。それでも私たちは勝ち点3に値したし、チームのパフォーマンスにとても満足しているよ」
モドリッチがミドルシュートを決めた際、DFアントニオ・リュディガーが彼のことを肩車するなど、チームメートたちはそのゴールを大々的に祝っていた。
「私たちはルカのゴールを祝福した。彼はそうするにふさわしい存在だ。ルカをベンチに置くのは本当に辛いことだ。彼は毎日、チームに対して模範的な姿勢を示してくれている」
今季に入り出場機会が激減したモドリッチ。同選手の将来について問われたアンチェロッティ監督は、次のように返答している。
「来季ルカがどうするか? それは彼次第であり、私たちは決断を待つだけだ。彼のほか、クロースとナチョも同じ状況にあるね。クラブが今後扱うことになるだろう」
アンチェロッティ監督はまた、モドリッチのプロフットボーラーとしての姿勢を称賛した。
「彼にとって難しい状況であるのは分かっている。私も選手として同じ経験をしたことがあり、少しの悲しみや、怒りを感じることは理解できる。ただルカはキャリアの終わりにいると考えられているが、本人はそう考えていない。彼は39歳の選手に見えない(実際は38歳)。それは客観的データから感じることだ」
「ルカの頭の中をのぞくことはできない。私に評価できるのは彼の振る舞いであり、それはまさしくトッププレーヤーのものだ。彼に対しては大きな愛情を感じている」
「理解するのは難しい。しかしカリダー(質)はカンティダー(量、出場時間)よりも重要なんだ」




