レアル・マドリーは22日にラ・リーガ第22節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのエルチェ戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、MFエデン・アザールは戦力として数えていることを強調した。
負傷から復帰した後も満足な出場機会を得られず、この冬での放出も噂されていたアザール。ただし、ミッドウィークのコパ・デル・レイ4回戦エルチェ戦(2-1)では延長戦に決勝ゴールを決めており、少しではあるが風向きが変わりつつある。
そうした状況で、アンチェロッティ監督はアザールが来季戦力に含まれているどうかを問われ、次のように返答した。
「ああ、彼は来季のチーム構想に入っているよ。明日が良い日ならば、スタメンにも入るか? そうだね。私は良い日になることを願っている」
イタリア人指揮官はその一方で、先のエルチェ戦で暴言を吐いたとして、マルセロが3試合の出場停止処分を科されたことについても触れている
「3試合はずいぶん多い。審判に何を言ったかは分からないが、知ろうとも思っていない。心が痛い、痛いね。彼はとても素晴らしいプレーを見せていた。今後のコパで大切な選手を失うことになるが、しかしラ・リーガでは重要であり続けるよ」
また、MFカセミロの純粋な代役がいないことについても言及した。
「カセミロのコピーを求めるとしたら、それは間違いとなる。市場にも世界のどこにも存在しないからだ。彼は唯一無二なんだよ。アンカーとして、また違うプレーを見せられる選手は存在している。例えばカマヴィンガは、ボールを扱ってうまくやってくれるだろう。が、もちろんカセミロの戦術的クオリティーやそのほかの長所は持ち合わせていない」
「私はカセミロのようなアンカーをこれまで擁したことがない。ピルロはいたが、そうしたことに適応しなくてはならないんだ」
さらに、レアル・マドリー指揮官の大変さを問われたアンチェロッティ監督は、次のように返答している。
「関係構築の難しさは小さなチームを率いるのと変わりない。問題は関係性であり、それはどんなチームであっても起こり得る。違いがあるとすれば、レアル・マドリーで出場していない選手は、ほかのチームでプレーできるということだね」




